知らないお兄ちゃんと遊ぶ
天気も良かったので、みんなで公園に行く事にしました。川沿いにあるこの公園は、とても開放的で気持ちが良い。公園の脇には柵もなくマングローブが生い茂っています。日本にいる時にはマングローブなんて馴染みが無かったからねー。沖縄で感動したマングローブの樹々が、こんな身近で見る事ができるなんて。
賢は大丈夫?と思うくらいのハイテンションで、公園の中を走り回っていました。
そこで、大きなお兄ちゃんと意気投合したようで、一緒に遊んでいましたよ。船の遊具の上にいた二人ですが、お兄ちゃんが賢に「前方に大きな岩がある!!右に舵を取れ〜〜!!」なんて言って、操縦席に配置された賢がクルクルと舵を取ったりしてね。本当に微笑ましかった。
お兄ちゃんは本当に面倒見の良い子で、「次は何をしたい?」なんて聞いてくれて、賢の要望に応えて色々と遊んでくれていました。嬉しいよなぁ。
賢はお兄ちゃんが『英語を話す人』という事は分かっているので、色々と話したいのに話せない事をとてももどかしそうにしていました。ブランコに一緒に乗っている時に、適当な音を作ってお兄ちゃんに話し掛けてみたら、やっぱり「え?何?分からないよ。」と言われて、ガックリしながら私に「お兄ちゃん・・・お話ししたい・・・。」と言っていてせつなくなってしまいました。
これから、外で遊ぶ時の共通語は基本的に『英語』になる訳なので、一緒に楽しく遊びたい!という気持ちから『英語』をどんどん吸収して行くんだな、と感じました。
お兄ちゃんは賢の事を”my friend”と呼んでくれて、『遊んであげてる』という訳では無く、『一緒に遊んでいる』という認識でいてくれているのが分かって、母としてはとても嬉しくなりました。
別れ際には、賢が一人で走って追いかけて行ってハグをしていました。両手を大きく広げている賢を見て、お兄ちゃんは最初「何?」という反応で笑えました。
その後も大興奮で、たんぽぽの綿毛を見つけては吹いたり振り回したり、芝生の上を嬉しそうに走り回っていました。
本当に元気だよなぁーーーーー。