賢 2歳

家族旅行7日目 衝撃のFun Museumなど

acodion

CowraにはFun Museumというものがあると知ったので、Funというからには楽しいのかしら〜!と、期待をして行ってみたのですが・・・。

なんだココ!ボロッち過ぎる!!!しかも、展示物のほとんどは戦争関連ですよ!!!どこがFun!?

しかし、後には引けない状況になってしまっていたので、入場料を支払って入りました・・・。

ここにも、日本軍が置いて行った物などが展示されていました・・・。

戦争が終わった事(降伏した事)を知らせる手紙もあってね。こんなに離れた土地に連れてこられて、こんな内容の手紙を受け取ったときの気持ちはどんなだったのだろう・・・。

他には、ナチスドイツの戦車やら旗やら、更に列車まで展示されていて、もうね、マネキンが無造作に置かれているから、怖過ぎるんですよ。しかも、腕だけとか、髪が無くて上半身だけとか・・・。お客さんは私たちだけだし・・・。

驚く事に、だいたいの展示物が自由に触って良くてね。良いのか!?

第二次世界大戦時のものであろう古いピアノや、アコーディオンもあって、賢は大喜びで触っていました。壊れているとは言え、貴重なのでは・・・。

私は、古〜〜〜い雑誌や、昔の列車の切符を収納してあるケースが気に入りました。なんだかんだ言って、けっこう楽しんでしまいました。

外に出ると、おばちゃんが賢に「この中から好きな物を持って帰って良いよ。」と、おもちゃの山を指差していてね。

ありがたいんだけど、絶対に拾って来たんだろうと思われるような、おんぼろガラクタの山。ほとんど何かのパーツばかりで、線路一本だけとか、人形の頭だけとか・・・。

せっかくなので、賢に選ばせてボロボロミニカーをいただいて来ました。味がある所だったな・・・。ある意味、強烈で忘れられないかも。

賢が寝たので、私たちはゆっくりお昼ご飯を食べ、午後は地元民で賑わうプールへ行きました。

なんだろう。街全体にゆったりとした空気が流れていて、住むのには悪くない土地のような気がしました。ザ・オーストラリアの田舎町で、人があたたかい。

凄惨な過去を忘れまいと、毎年慰霊祭を行って日本人墓地を守ってくれているCowraの人々。

恥ずかしながら、全く知らなかった事だらけでショックを受けましたが、ここに訪れる事になったのも何かの運命かと感じました。