パリでの再会から

パリにはバルセロナに行く前後、2泊ずつしました。

その間に、一人旅の時にお世話になった人たちと再会したり、奈良に住んでいた時にお世話になったお医者さんファミリーの娘さんと一杯飲んだりしてきました。

パリ在住のカメラ★ライフっ子が紹介してくれたクリストフと、ウェディングドレスアトリエで働いている友達とご飯を食べながら再会を喜んだ夜。

クリストフがこの友達に思いを寄せていて、やっと思いが叶ってお付き合いを始めた頃に私はパリを後にしたのでした。

今はお互いに10歳の男の子のいる家庭となりました。

クリストフに、今も写真を撮ってるの?なんて話をしていた時。今日撮ってきたという写真を見せてくれました。

それを見ていると、あぁ、彼はずっと『自分の撮りたい写真』を撮り続けているんだなぁ・・・と感じました。

お店を後にして街を歩いている時も、気になる風景に出会ったら、人が一緒でも関係なく、納得が行くまで時間を掛けて写真を撮っていました。

もちろん、毎日一緒に過ごしている家族は大変だと思います。笑

でも、その姿を見て、『あぁ、私もこうだったんだよな。』と思わずにはいられませんでした。

もちろん、写真を好きな気持ちは変わっていないし、毎日心が動く風景を切り取り続けています。

でも、お母さんになったことは大きな変化でした。

きっと、赤ちゃんを毎日撮りまくってカメラ★ライフが続いて行くのだろうと思っていました。

しかし、現実は違っていましたね・・・。

とにかく、『この子を生かさなければ!!』という気持ちばかりで、写真を撮るという余裕がなくなってしまいました。

『写真を撮る』という行為は、そこにに第三者的な視点がないとできないと私は思っています。

毎日、『お母さん』としてこなさなければならないことが多く、第三者的な視点で自分の好きな世界を見て生きて行くというのは難しくなってしまいました。

3歳くらいまでは、とにかく『ケンの健やかな成長を手助けする』ということにフォーカスした生活でした。

少しずつ手が離れてきた頃、写真撮影の仕事をぽつぽつ受け始めるようになり、機材を充実させて、とにかく写真撮影の技術を向上させることに努めました。

そこからは、ひとつひとつの撮影に心を込められるくらいの頻度でお仕事をいただくようになり、今に至ります。

毎回私に撮影を依頼してくださった方に喜んでいただけるように・・・。全力でひとつひとつの撮影をして来ました。

途中、奈良に住んでいた2年間はたくさんお仕事を頂きすぎて、ちょっと忙しすぎた感はありますが、充実していましたし、技術は向上したと思います。

そしてパリでクリストフに再会し、ちょっと立ち止まって考えてしまいました。

私は写真との付き合い方が変わってしまったのか・・・。

私にとって今本当に好きだと思える写真って何だろうか・・・。

バルセロナのオリンピックプール

今は答えが見えないので、急がずちょっとゆっくりと考えてみたいと思っています。

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