なんでもこのMilduraにはStefanoという有名なイタリアンシェフがいるらしく、マイケルがどうしてもそこで食べたかったらしい。が!予約が3ヶ月前から一杯なので、レストランは諦めて、彼の経営するカフェで朝ご飯を食べる事にした。確かにこじゃれた雰囲気で、お値段も朝からセレブ価格。マイケルが「あ、あの人だよ!本人だ!!」とシェフを見て興奮するも、私にとってはただの坂上二郎を彷彿とさせるオッサンな訳で・・・。嬉しそうなマイケルには悪いから言わなかったけど、私の頼んだイングリッシュマフィンサンドは冷蔵庫臭かったよ。昨日の売れ残りとみた。二郎め!!マイケルはこのお店にずっと来たかったようで、友達や家族にオリジナルの食材などを買っていました。
そんなブルーな気分を吹き飛ばす次なるイベントは、『Orange World』!!インフォメーションセンターでチラシを見てピンと来たんだよね。オレンジの早剥きデモンストレーション、オレンジトレインに乗って園内散策とか、絶対私たち向きだなぁ、と思って。その勘はズバリ命中!陽気なオーナーが出迎えてくれて、搾り立てのオレンジジュースを飲みながらオレンジトレインの出発を待つ・・・。と、ギター片手に現れた強面のオジさんが、ツアー客を集めて色々とオレンジについて解説をしてくれた!さぁ、オレンジトレイン・・・って、オジさんトラクターに乗り込んでるし!!けん引してるだけだし!!いいねぇ、このゆる〜〜い感じ。
オーナーはそれこそ太陽を浴びて育ったオレンジみたいな人で底抜けに明るいし、ものすごく居心地の良い場所でした。なので、ツアーが終了した後も、追加でオレンジジュースを購入して、2人でガブガブ飲んで、心行くまでまったりしてしまいました。すると、オーナーがもぎ立てのオレンジを1つずつプレゼントしてくれた!嬉しい〜〜!なので、それを両手に持って、入り口にあった個性的なオブジェに入って記念撮影。ここは来て良かった!
一旦キャンプ場に戻って、これだけは食べておかないといけない!と持って来た、恒例の年越し蕎麦。昨年のキャンプ場は寒かったのであたたかい蕎麦を作りましたが、今回はこの40度超えの中、熱い蕎麦をすする気にもならないので、冷やし蕎麦を作りましたよ〜。具はわかめと揚げ玉のみ。あぁ、気が済んだ。
で、リクエスト通りにプールへ!ここはなんと、波の出るプールなのです!しかも、さすがオーストラリア!過激な波の出し方で、最初は恐怖してしまいました。いやぁ、とにかく気持ちが良く、気付いたら5時間もプールにいました!!
今夜は公園でカウントダウンイベントがあるのを知ったので、これは行かなければ〜〜!と、会場へ。本格的なバンドの演奏あり、巨大スクリ−ンありで、人もわんさか集まっていました!が!何故か前の方がガラガラ。私たちは、遠慮なく一番前の真ん中に座ってしまいましたよ。参加する気マンマンですから。でもね、本当にビックリ。Mildura市民大人し過ぎ。オーストラリア人がみんな踊り出したりノリノリな訳じゃないんだね〜。新たな発見でした。・・・と、カウントダウン直前にスクリーンにオーストラリアの歴史の映像が流れ始めたら、アボリジニーの女性が「何が歴史だ!!私たちの土地はあんた達に奪われたんだ!!」と叫びながら出て来て、場内騒然。更に男性も加わって、ステージに上がっちゃう勢い。シドニーではアボリジニーの人々を見かける事も珍しいので、ここは是非彼らの主張を聞いてみたいなぁ、とアボリジニーの人達に気を取られているうちに、カウントダウンは始まっていて、え!?あ、明けちゃった?って感じでした。2008年は気もそぞろな年明けとなりました。スクリーンにはシドニーでの花火の様子が中継で映し出され、それはそれは美しかったです。で、後ろを振り返ると、あれ!?みんな帰っちゃってるじゃん!お〜い!
そしてそして、キャンプ場に戻ると・・・。私たちのテントがおかしな事に。支柱2本が折れてしまっていたのです。どうやら暑さで棒が溶けた模様。どんだけ暑いんだよ!!しかも、隣のテントの人達は大音量でズンドコズンドコ大パーティ。何とか折れていてもテントに入れたので、窮屈なまま就寝。爆音の中でも疲れていたので、コテッと眠ってしまった私たちでした。そんな2007年最後の夜・・・。
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