夜行バスでトコトコ大阪まで。朝7時に到着。バスから降りると、なんだか空気が違くてさ。同じ日本なのに、外国みたい。改めて言葉の違いに驚いた。聞き取って理解はしているけど、自分の言語で取り込んでいるから、今言われた事をそのまま言えと言われるとできない。外国語と一緒!
友達と待ち合わせした桜ノ宮は、ピークは過ぎたものの、まだ桜がとても美しく。友達を待っている間に、自転車整理係のオジさんたちに話し掛けられる。「まぁ、ゆっくりして行けばいいがな。」みたいに言ってくれて、改めて大阪のあたたかさを感じた。他人との敷居が、関東より低い気がする。
友達の家は、相変わらずいい味を出していて、妙に落ち着くー。眠るのがもったいなかったので、そのまま大阪の街へ。地下鉄とバスに乗り放題のパスを買って、道頓堀、通天閣を中心に、気ままに旅する。通天閣のジャンジャン横町を過ぎて、更に歩いて行くと、ガラッと空気が変わって。向こうから歩いて来たオジさんが、「オー、姉ちゃん半袖で元気やなぁ。寒くないんか?」と、話し掛けて来たのを境に、私達は気付いた。みんなの視線に。珍しいものを見るかのように、遠慮なくオジさんたちが見てるの。アレ!?入っちゃいけないエリア!?言い様のない感覚だったね、あれは。怖いような、でももっと見たいような。初めての経験でした。後で友達に聞いたら、その辺りは本物だと。危ない危ない。
行き先も決めずに、来たバスに乗って、そこから更に電車を乗継ぎ。ハプニングもいろいろあったけど、すんごく楽しかった。
帰って、屋上で夜まで飲んで大いに語った。バカだけど、深い内容だったな。屋上の空気はとても柔らかく、友達は2人とも改めて素晴らしい人格者で、幸せだなぁーと思った。
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