2004.07.31

いよいよ最終日。まずは、家の近くにあるマーケットを見に行った。本屋さんで、簡単なフランス語で書かれているという、『Le petit Nicolas』シリーズの本をプレゼントしてくれた。私は、フランス人用に書かれた英語の参考書を購入。これはなかなか手に入らないもんな。
大きなスーパーに行って、お土産にチーズや調味料などを購入する。姉からリクエストのあったチーズはなくて、ニコラがチーズ屋のオバさんにいろいろ聞いてくれて、似たような味のを見つけてくれた。
お昼は、ニコラの兄弟や、その彼氏・彼女なんかとお庭で一緒にご飯を食べる。ニコラは5人兄弟なんだよ。スゴいよなぁ。非常に顔の似ている兄弟だった。アルバムも見せてもらったけど、写ってるのが外人だからというだけじゃなくて、本当に良い写真が多くてジーンとしてしまった。亡くなったお父さんの写真が多かったからかな、幸せそうな写真だけに、勝手に胸が一杯になってさ。
みんなとお別れをして、ニコラの学生時代の友達がピクニックしている所にちょっとだけお邪魔した。フレンドリーで良い人達だったよ。話に夢中になっていたら、いつの間にか空港に行かなくちゃいけない時間を回っていて。大急ぎでドゴールへ!本当に時間がなくて、別れを惜しむ時間もなくバイバイ。ニコラが目を真っ赤にしていたのを後で思い出して、ターミナルまで1人で歩く間にどんどん悲しくなってしまった。

最終日。


2004.07.30

お友達の家から3分位の所にある教会には、是非寄って行った方が良いと言われたので、ちょろっと覗いた。なんだか、ただならぬ雰囲気でさ。なんだなんだ!?と思って、後で調べたら世界遺産の『アーヘン大聖堂』だったよ・・・。もっとちゃんとしっかり見て来るんだった・・・。

そこから車を走らせてフランスへ向かう。途中でベルギーのブリュッセルに寄ってもらった!ニコラは小さい頃に来た事があるらしいけど、記憶は全くなく、適当に車を停めて歩いていたら『小便小僧』の像があってビックリ!人の流れを見ながら歩いていたら、市庁舎の前に出る。このグラン・プラスは、360度素敵な建物に囲まれていて、圧巻だった。
ベルギー名物というムール貝を食べる。フランスで食べたものより小ぶりだったけど、美味しかったよー。デザートは、歩きながらワッフル。本場ものはやっぱりウマかった・・・。
そこから、ガルリ・サンチュベールというアーケードを通って素敵な教会を見てから、車で移動。ニコラが万博の時に建てられたというアトミウムを見に行きたいと言うので、立ち寄る。日本で言う『太陽の塔』か。実物は、想像を遥かに超える大きさだった!

そこから、フランスに向かう。夜にニコラの実家に到着。大家族だと聞いていたので、緊張したよー。お母様はバケーションに出かける前で、少しだけ挨拶する事が出来た。家にはポルトという子猫がいてさ。これがまた可愛いのなんのって。

ブリュッセルに立ち寄る。


2004.07.29

約束通りに、ニコラがパリまで車で送ってくれると言うので、ハンブルグを出発。送ってくれるっていう距離じゃないと思うんだけど・・・。
途中で、ドイツのアーヘンに住んでいるお友達の家を中継するとの事。お友達は、これまた広い家に住んでいてビックリ。しかも、街の中心部だし。お友達カップルは、非常に美形カップルで惚れ惚れしてしまったよ。
夜ご飯の選択権を私に委ねてくれたので、ドイツ最後の夜ご飯という事で、ドイツレストランにしてもらった。やっと食べたよ。ソーセージとザワークラウト。これで気が済んだ!!
夜のアーヘンの街をテレテレみんなで歩いて、バーで一杯飲む。日本についてのイメージをいろいろ聞けて面白かった。ヨーロッパは、古いものを残す事にこだわり過ぎているけど、日本はどんどん新しいものを開発するパワーがすごいって。私は、逆に古いものを大切に守る事は素晴らしいと思うからさ。違う文化だからこそ、お互いに興味深く感じて、知りたいと思うのかもね。
知らなかったけど、アーヘンは有名な街らしい。カール大帝が本拠地にしていた所なんだって。

お世話になりましたー。


2004.07.28

いよいよ30歳さ。友達からバースデーカードやらメールが届いたりして、非常に嬉しかった!覚えていてくれてありがとう!
朝起きたら、ニコラが朝ご飯と一緒にバラの花束を持って来てくれた。しかも、夜はフレンチレストランに予約を入れてあると言う。ヒィィィー!こんな絵に描いたような誕生日の祝われ方をする日が来るとは。それから、私がずっと欲しがっていた、星の王子様のフランス語版を取り寄せてくれていた!本当に嬉しい!!

昼間はハンブルグの中心部に行き、ちょっぴりブラブラ。この街は非常にハイソな空気が漂っているよ。お金持ちが多い街なんだって。なんでも、一人当たり平均30m2の居住面積は、世界の大都市のなかでは最大らしい。
本当にハンブルグを観光しなかったからねー。とにかく、街のど真ん中にあるアルスター湖はに美しくて大好き。古い建物と水が調和した風景は、ベニスとはまた違う雰囲気でさ。

夜に連れて行ってもらったフレンチは、ちゃんとフランス人経営のレストランで、美味しかったなぁー。車海老食べさせてもらっちゃった。エヘヘ。食後のクレムブリュレも最高でした。いやぁ、良い30代の幕開けをさせてもらったよ。思えば、29歳の1年は8ヶ月弱位海外にいたのかな。一気に一人旅ブームがやって来たんだなぁー。

30歳になりました。


2004.07.22〜27

22日。私にとっては経験のない壮大な旅行へ出発!朝、車一杯に荷物を詰め込む。まずはレゴランドに行くはずだったんだけど、時間がなくなってしまって断念。一気にデンマークの大陸を縦断する。デンマークのお金はかなり可愛い!特にコイン!
フェリーに乗って、いざノルウェーへ。このフェリーがまた立派だった。大きな免税店があってさ。みんな、いつも高い税金を払っているからか、これでもか!って位に買っていたよ。私達は何も買わずに、バーで一杯飲んでから就寝。キャビンには専用のシャワー&トイレも付いていて、非常に快適だった。あっという間に8時間程の船旅が終わって、ノルウェーに。

23日。オスロに向かって車を走らせる。中央駅に車を停めて、地図を購入。地図の値段に2人で驚き、ノルウェーの物価の高さを思い知らされる。そこからテクテク歩きまくって、国立美術館へ。ムンクの『叫び』を拝めて、感動!!そして、さらに歩いて港へ。なんというか、空気が清々しかった。ただ、私のイメージでは、オシャレな北欧デザインのお店がこれでもか!とあるのかと思っていたけど、そんな事は全くなく、意外と普通だった。そんなものなのかもね。
更に路面電車とバスを使って、街の中を散策。車に戻って、小さな島へ行く。オスロ市の博物館がなかなか面白くて、かなり長い時間を過ごした。
今夜はテント泊。小学校時代ぶりだよ。これがまた快適でビックリ。オスロの街を一望できる丘の上でさ。キャンプ場にもグレードがあるらしくて、ココは3つ星だった。テントを張ってから夜の街へ繰り出し、レストランでご飯。シャレた店だったので、量がちょっぴりで、2人で笑う。ノルウェーのお金はあまり可愛くなかった。

24日。オスロを出発して、いざスウェーデンへ。国境って、もっと厳しく取り締まってるのかと思ったけど、本当に曖昧。いつの間にかっていう勢いでスウェーデン。ただ、国境を超えた所にどデカいショッピングセンターがあって、すごい賑わいだった。ノルウェーの人たちが買いに来てるんだろうな。海老を量り売りしていて、非常に安かったので、それを購入。
小さな湾を見つけたので、そこでランチ。“これは典型的なフィヨルドだよ”と言われて、思わず電子辞書で調べちゃったよ。地理で習ったなぁ。ものすごく気持ちの良い天気で、ニコラは2回海にダイブしていた。
今日は、ヨーテボリでキャンプ。もう慣れたもんさ。手際良く組み立てて、夜の街へ。とても活気のある街で、治安の良さをひしひしと感じる場所だった。路面電車が走っていて、これがまた可愛い。スウェーデンは、青と黄色の旗からして可愛いもんな。

25日。ヨーテボリ美術館へ。ハッセルブラッドのフォト・センターも併設されていて、なかなか面白かった。その後は、私のリクエストで、ボルボ美術館へ!格好良いなぁ、やっぱり。ボルボ!ボルボ!その後は街を歩きまくって、ちょっと買い物をしてから、マルメに向かって出発。
マルメはちょっと遠かったので、途中の街でキャンプ場を探した。こういう形で旅をしている人が多いのか、キャンプ場探しには苦労をしない。4つ星の所を見つけたので、そこに決定。さすが、シャワー等の施設が申し分なくて、快適!

26日。マルメに行く前に、海でひと休みする。泳ぐには寒かったので、砂浜でゴロゴロ。
マルメから、橋を渡ってデンマークのコペンハーゲンへ。こんな風に国をまたぐなんて、本当に不思議な感覚だ。ものすごく大きな橋だった!
コペンハーゲンは、またまた空気が微妙に違くて、都会!という感じ。素敵なお店がたくさんあって、人々もオシャレ。
今日は、ニコラも長時間の運転で疲れているしで、ちゃんとしたホテルへ。夜は、メインストリートを歩いて、最後の夜だからという事で、ご馳走を食べさせてもらった。スモークサーモン&ペッパーソースのステーキだよ。糖尿病になりそうだ。

27日。いろいろとインテリアのお店が見たかったので、ニコラに付き合ってもらう。イルムスでパントンのLiving Towerのを見て感動。Iittalaのキッチン用品も種類が豊富だった。marimekkoでは、パリで買ったがま口とお揃いの、オーブングローブとポットホルダーを購入。
カフェに入ってちょろっとハガキを書いてから、お約束のリトル・マーメイドの銅像を見て、今度はドイツに向けて出発。
ドイツへは、フェリーを使って帰って来たのだけれど、これがまた簡単でさ。高速の料金所のような所で2人分の料金を払ったら、ダイレクトに船に乗り込んで、40分位でもうそこはドイツ。変な感じだー。
この旅は、本当に充実していて素晴らしい経験だった。ニコラには感謝感謝だよ。本当に良く出来た人だ。20代を締めくくる素敵な思い出ができたよ!書きたい事がたくさんあるのだけれど、書き切れない・・・。アァァァァ。

素晴らしき旅。


2004.07.19〜21

19日。ちょろっと仕事をしてから、念願のIKEAに連れて行ってもらった。いやはや、大興奮でした。予想以上に安くて、優れたデザインの家具や雑貨が溢れていてさ。欲しいもののオンパレード。でも、私が選ぶものを、ニコラは“僕の母親の世代のものみたいだ”って驚いてた。あぁ、そうだろうよ。
夜は、ハンブルグにクイーンマリー2号が停泊しているという事で、ニコラの友達も一緒に見に行く。途中で寿司を食べようという事で、レストランに入るも、また日本人経営ではなかったよ。しゃぶしゃぶがあって、彼らにとって響きが興味深かったらしく、その後もずっと何かにつけて、しゃぶしゃぶ言ってた。隣のテーブルのドイツ人たちは、これを食べたら○○!ってノリで、ワサビをむんずと箸で掴んで食べさせ合ってた。
クイーンマリーは本当に大きくて、船と言うよりは移動式の街って感じだった。運良く花火も見れたし、本当にラッキーだったよ。ものすごい人だったけれど。

20日。朝、ニコラに“短い髪の方が似合うと思う”と言ったら、素直に切って来た。
いや、しかし、やっぱりハンブルグ。またもや大雨で、更に寒い・・・。やっと20度以上になったかと思ったのに。
昨日は、レストランで米が無くなったとかで、寿司がまともに食べられなかったので、またもや寿司バーへ。なかなかオシャレなお店だった。もちろん、日本人はどこにもいないけど。
雨なので、とりあえず家でフレンズを観てから、夜は2人でクレープパーティをした。nutellaというチョコレートスプレッドは、こっちでは非常にメジャーらしいんだけど、これがまた危険な美味しさなんだよなぁー。

21日。ハンブルグ内を観光。思えば、本当に肝心なハンブルグを良く知らない!中心部をいろいろ見て回って、ちょっぴりショッピング。
夜は、ニコラの同僚達とご飯&飲み。とても美味しいメキシカンだった。やっぱり、いくらドイツ語がペラペラだとは言え、遊ぶのは自然とフランス人同士になるんだなぁ、と思った。ものすごく陽気な人たちだったよ。

楽しかったよーん。


2004.07.17〜18

17日。ベルリンへ出発。とにかく、フリーウェイを使えばどこにでも簡単に行かれるんだから素晴らしい。ちょっと行って来るわ!的な感じ。って言っても、300km弱離れているんだけど。
ステファンが作ってくれた地図をベースに、市内を歩きまくった。市庁舎の周りを散歩した後に、テレビ塔の上から街の全景を見て、川のほとりを歩く。骨董市を見つけたので、そこを見ていたら可愛い切手を発見したので購入。歩き疲れたので、カフェでベルリンの名物というベルリーナ・ヴァイセというビールを飲む。緑か赤が選べて、なんだかビールというよりは、甘酸っぱいジュースのようだった。
そこから歩いてブランデンブルク門へ。ここは、ユーロ硬貨の裏側に描かれている場所らしく、ちょっと感動。更に歩いて国会議事堂へ。その前には大きな芝生が広がっていたので、寝っ転がってしばしの休憩。
ホテルにチェックインしてから、レストランを探しに行く。ここは、パリみたいに素敵なレストランやバーを簡単に見つける事ができて良いなぁ。直感でココ!と思った所に入ってみた。そうしたら、何を頼んでも美味しくて、ニコラと大喜び。満腹になった所で、はしごをしてバーで一杯飲んで部屋に戻った。

18日。大きな骨董市に行きたかったので、早起き。これがまた、非常に興味深かった。ちょっとパンクな感じのお姉さんのブースがとても面白くて。60年代のものというポーチとガマ口のセットを購入。他の雑貨も可愛かったけど、なんせ持って帰る事を考えると・・・。
カフェで朝ご飯を食べてから、ベルリンの壁を見に行った。長い距離に渡って壁画アートギャラリーになっていて、面白かった。そうそう。ベルリンの街中で思ったけど、Graffitiの落書きがひどい。中にはもちろん格好良いのもあって、街の活気を象徴してるんだけど、そんな所にまで描くなよー!ってなものが多くてさ。
私が昔の東側を見たいとリクエストして、車でいろいろ回ったのだけど、もう東と西の違いはなくなっているみたいだった。
モダンアートの美術館と、東の古い飛行場を見てから帰宅。ずっと快晴で、まさに夏!って感じだったし、非常に良い旅だった!

ベルリン最高。


2004.07.15〜16

15日。せっせと仕事をしてから、ちょろっと買い物に出かける。もう、すっかり布袋持参の買い物にも慣れた!面白いキノコを発見したので、それで和風パスタを作った。

16日。週末にニコラがベルリンに連れて行ってくれると言うので、ガイドブックを借りにお友達の家へ。そのお友達は離婚したばかりらしく、家の中がガラーンとしてて、ちょっと物悲しかった。彼は親切にも、プリントアウトした地図を繋ぎ合わせて、見どころを書き込んでくれた。2年ベルリンに住んでいたらしい。親切だ・・・。
この辺りは、本当に日本人がいない。見かけた事ないもの。なのに、スーパーでは普通に寿司が売ってるの。世界的な食べ物になりつつあるんだねぇ。パリではこんな風に、ファーストフード感覚には手に入れられなかったから、不思議。日本人はたくさんいたのに。
家の近所に寿司バーを見つけたので、行ってみたけどお休みでガッカリ。隣のベトナミーズでご飯を食べて、帰りにピンボールで遊んでから帰宅。ニコラは、明日から3週間位のバカンス!!本当に、ヨーロッパの人たちは休みが簡単に取れるんだよね。彼らに言わせると、日本人とアメリカ人は働き過ぎらしい。“そんなに働いてばかりじゃ、お金を遣う暇がないじゃないか”と言われた事もあったよ。いや、こんな働き方をしている私に言われても・・・。ドイツでは、年に6週間位は普通に休めるらしい。

ステファンの家にて。


2004.07.12〜14

12日。昼間はせっせと仕事。夜は友達が来るというので、洗濯と掃除もした。家事って大変なものだな。飛ぶように時間が過ぎちゃう。
ニコラは、小さい頃からボーイスカウトをしているらしく、ドイツのスカウト仲間が遊びに来た。何をするのかと思ったら、クレープパーティをした後に、ギター片手にみんなで歌ってた。ビックリ。彼らも暗黙の了解で、みんな英語で話してくれるんだよね。私達が逆の立場だったらできるかと考えると、頭が下がる思いだよ。ひとつドイツ語を教えてもらった。『ゲ・ナウ!(その通り!)』
私が驚いたのは、『グーテン・ターク』とかじゃなくて、ほとんどみんな『Hallo ! 』って挨拶してる事。ハローだよ。ハロー。カタカナ読みのまま。で、別れ際は『アウフ ヴィダーゼーエン』じゃなくて、『チュース!』って言ってる。これは、バイバイ!って感覚らしいけど、お店の人なんかも言ってくる。面白い。一番有名と思われる『Danke!(ありがとう!)』は、ダンケ!とドンケ!の間位の音に聞こえる。あと、ドイツ人の英語はハッキリしてて聞き取りやすい。

13日。仕事をモリモリやってから、散歩。興味深いインドの調味料を発見したので、鶏肉を煮込んでみた。かなり美味しくできて満足満足。
それを食べてから、大きなプールに連れて行ってもらった。一番浅い所でも2mでビックリ。しかも、端から端まで50mだし。ウォータースライダーもあって、ニコラと滑りまくって来た。

14日。ニコラの会社の同僚の人が船に乗せてくれた!彼らは飛行機会社に勤めているんだけど、その敷地内にハーバーがあるんだから驚くよ。生憎の雨&寒さで身体の芯まで冷えて、頭が痛くなる位だったけど、かなり貴重な経験をさせてもらった!風だけが動力なんてスゴい!帆を操る姿は、海の男って感じで素敵だった。

身体を暖めるためにも、ドイツ料理のレストランへ。私は、いかにもドイツ!って感じのソーセージ&ザワークラウト(キャベツの煮たやつ)を食べたいのに、ちょっとシャレたドイツレストランには置いてもいないんだよ。ってな訳で、いまだに食べていないの。
ココのおすすめのニシン料理を頼んだんだけど、激ウマ!!生のニシンなんて初めて!新鮮で、付け合わせのポテトもさすがに美味しく。更にデザートのマスカルポーネは昇天ものでした。可愛い店員さんが、私達の会話(って程じゃないけど)を聞いていたのか、『Bon appetit!』と言ってくれて驚いた。

いつのまにか90万アクセスを超えていたんだねー。これも驚きです。

食いしん坊日記。


2004.07.10〜11

10日。いろいろ週末の計画を立てていたのだけれど、私の仕事の締め切りがスライドして来たので、そっちに時間を当てる。
夜は、ニコラのお友達の結婚パーティに出席。ちゃんと『EMI』のカードのある席があって、なんだか感激。手作り感のある、素敵なパーティでした。その中で、彼らのアイディアによる素敵な風船イベントがあった。一枚ずつ紙を渡されて、それに自分のお願いごとを書いて風船に付けて飛ばして。後日、空に落ちた所を誰かが拾い、切手を貼って投函すると、結婚したカップルの家にメッセージが届くというシステム。なんだかロマンティックだなぁ、と思った。全体的には、日本のパーティと変わらなかったよ。ただ、とにかく食後のケーキの種類がスゴくて、更に美味しかった。ニコラは食べまくっていた。

パーティの中での東洋人は、私ともう1人の中国人のジャンチュンという女性で。彼女と漢字筆談トークをしたのが非常に楽しかった。本当に漢字って中国から来たんだなぁ。でも、彼女が使っているのは、私達が書いているのよりももっと簡素化されたもので。私が書く漢字を、“私達はそれを使ってないけど、昔の文字って事で知ってるよ!”と言っていた。中国語は、地域によって全く違くて理解できないらしい。

主役カップルは、非常に愉快であたたかい2人で。“写真を撮るから、キスをして!”と言ったら、ちゃんとしてくれた。えへへ。

11日。ハンブルグから100km位離れた所にあるHansa Parkという所に連れて行ってもらった!フリーウェイが走っているから、驚く程すぐに到着。道にスピードリミットがないってのにも驚いたけどさ。150kmで走ってるニコラの車をギューンッと追い抜いて行く車がいるんだから。

園内の雰囲気は、那須ハイランドパークって感じ。乗り物はかなり楽しめて、充実した1日だったよ。相変わらず寒くて、5月に日本を発った時と同じ格好をしていたけどね。
“ここは、デンマークにも近いから、デンマークから来てる人も多いと思う”と言われて、島国で育った私としては不思議な感じがした。
水を使ったアトラクションが多くてさ。ふと後ろを振り返ったら、びしょ濡れで呆然としているニコラがいて爆笑したら、「オモシロナーイ!ダイジョウブナーイ!」って言ってるから、更に笑ってしまった。毎日、日本語ををどんどん覚え行くからビックリしちゃうよ。

帰りは、焼き立てパンとイチゴを買ってくれたので、車の中でむしゃむしゃ食べてから曝睡。

よい週末でした。


2004.07.07〜09

7日。ニコラが早く帰って来たので、外に出て軽食を取りに行く。何と言っても、10時過ぎまで明るいからさ。そのお店はオープンエアーで、緑も多く。非常に気持ちが良かったー。いいお店知ってるよなぁ。やっぱりじゃがいも料理が美味しいというのは本当だった!
夜は、同僚のみなさんとカードゲームをすると言う事なので、一緒に行く。これまた素敵なお家でさ。みんなでテラスで話した。彼らの共通言語はもちろんドイツ語。でも、英語も普通に堪能なんだよなぁー。なんだか、頭が良くて面白い人たちで。楽しかった!

8日。家で一日中仕事。あまりにも疲れたので、少しだけ外に出て近所を探索。リサイクルのお店が多い事に気付いた。それから、すごくいい感じの古本&ポスターなどが置いてあるお店を発見。でも、誰もお客さんがいなくて入れなかった・・・。今度ニコラに付いて来てもらおう。

9日。仕事もしつつ、ご飯を作ろうと思って、冷蔵庫にあったズッキーニとじゃがいもとハムを使ってグラタン。卵を使い過ぎてキッシュみたいになってしまったけど、美味しく出来た。あと、ルッコラのサラダも作った。野菜が非常に安い。全体的にパリよりも物価は安いな。半額位のものもあったりする。
お腹はいっぱいになったので、素敵なバーに連れて行ってもらった。金曜日という事で、活気があっていい雰囲気だった!

ドイツ生活、なかなか良し。


2004.07.03〜06

3日。空港までの足についてなど、直前変更があったりでかなりお騒がせをしてしまったんだけど、結局なんて事はなくすんなりハンブルグへ。お世話になりましたー。
スチュワーデスさんに、緊急の際は前の座席に座っている子供の酸素マスクの世話を頼むと言われた。なんでも、家族プラスその子供の友達らしく。まさにフランス人形という感じの可愛い子たちだった。そうしたら、隣のオバさんに“あなたのお嬢さん?”と聞かれた。エエー!?

空港までニコラが車で迎えに来てくれた。6月の時点で、パリで次の家を探していると言ったら、“じゃぁ、家賃も浮くし、家に来ればいいじゃん。”ってな事でこうなった訳です。帰りは、パリの空港まで送ってくれると言うし。最初は本気にしていなかったんだけど、熱意に感動して心が動いた訳です。

ドイツに行くと言ったら、友達たちは口を揃えて『ドイツって、ソーセージとビールのイメージしかないけど、どんな感じ?』と言うから可笑しい。私もそうだったよ。これからゆっくり知って行こうと思います。

とりあえず、ハンブルグの中心部を案内してもらう。彼が会社で支給されているパスを使えば、一緒に動く限り電車賃がタダらしい。ビックリ。この街は港や川が多くて、橋がベニスよりも多いって言ってた。いやしかし、パリに比べて寒いのなんのって。ドイツのみなさんは革のコートなんぞを着ている位です。そして、梅雨らしく、雨がしとしと。
初日はスペイン料理を食べる。ウン、さすが海が近いだけあって、魚は美味しかった!
私が来るにあたって、ニコラはチーズケーキと、シャルロットというフランスのケーキを焼いてくれてたので、デザートにそれを頂く。美味しくてビックリ。

4日。天気は悪かったのだけれど、大きな公園に行こうって事で出かける。この街は非常に緑が豊かで良いなぁー。田舎レベルが私の住んでいる街と同じ位かも。夜は、ガレットを焼いてくれた。これがまたウマー!!おかわりしてしまったよ。シンプルながら、味わい深かった。

5日。ニコラは会社へ行き、私も仕事がてんこ盛りなので、朝から仕事をする。でも、いろいろ作ってもらってばかりでは悪いので、買い物に出かける。ビックリしたのは、スーパーの袋が完全有料制って事。パリでは、そんなに良いよ!って位に小分けしてビニール袋に入れてくれてたのに。でも、これって良い事だよね。次からは布の袋を持って行こう。
野菜スープとアボガドディップを作った。でも、メインがないーと言っていたら、ニコラがクスクスを作ってくれた。結局・・・。

6日。今日も仕事仕事。夕方まで仕事をして、ちょっと散歩に出かける。あぁー、緑が気持ち良いなぁー。

新しい生活が始まった。


2004.07.02

ずっと気になっていた近所の日本料理屋さんがあって。通る度にフランス人で満席だったからさ。パリを離れる前に、と思って行ってみた。中国系のお店だったけど(大抵の日本食屋さんはそうみたい)、味噌汁は美味しかったし、サーモンのお刺身は最高だった。でも、ご飯がタイ米だったのにはガッカリ。焼き鳥は定番メニューらしく、コースにしたら付いて来た。あの甘辛ソースが人気あるみたいね。それから、“Ravioli Japonais”って何かと思ったら、餃子だった。笑いそうになったよ。かなりお腹一杯になりました。

一旦ホテルに戻る途中で、大好きだったブランジュリーの前を通ったので、後で食べようと思ってタルトを購入。ココは地元の人たちに人気があって、いつも並んでいるため、最初は怖くて入れなかったんだよなぁー。

夜は、友達と待ち合わせをしていたので、オペラまで。少し前に着いたので、オペラ座の階段に座って人間観察。こうして待ち合わせをしている場所の前に広がる風景が、普通に素晴らしいんだからパリって本当に好き。
アメリと合流して、今夜の事を話していたら、美味しいインド料理のお店を見つけたとの事。いいねぇ!!って事でそこを予約してもらう。ポンピドゥーの方まで移動して、テクテク。友達も合流して、一緒に食べる。ウン、美味しかった!

アメリが今友達に借りているという家に行って、ネコたちと戯れる。可愛い・・・。彼女は泊まって行きなと言ってくれたのだけど、まだ荷物も完全に詰めていないし、明日間に合わなかった事を考えたら怖いので、とりあえず帰る事に。しかーし、途中までしか電車はなく、タクシーもつかまらず。雨まで降り出し。心細くなったので、公衆電話からドイツのニコラとしばらく話してから、覚悟を決めて4駅歩いた!おかしな人たちはいたけど、命もお金も無事に生還!

お世話になったねー。


2004.07.01

とりあえず、朝起きてから散歩に出かける。郵便局へ行って切手をお願いしたら、2枚ずつ3種類の切手をくれた。可愛い。特に、シャネルのハート型のが素敵!

モンマルトルまで歩いて、気になっていたダリ美術館へ。いやぁー、正直ガッカリ。日本で見たダリ展の方が比較にならない程面白かった。まぁ、来るまで分からなかった事だからいいけど。
そこから、更に気が済むまで歩く。あぁ、ココの雰囲気は本当に好きだった。適当に決めた部屋だったけど、モンマルトルの近くで良かった。

一旦ホテルに帰ってから、友達との約束へ。少し早く着いたので、プラッとカフェへ。最初はカフェに入るのも恐怖で、毎日毎日いろんなお店の前を通り過ぎては、ため息をついて帰って来たものだったよ。お店の人のオススメのケーキを持って来てくれたので、それを食べてみたらなかなか美味しかった。

友達と合流して、彼女の家へ。冷製パスタを作ってくれた!嬉しい。彼女の家と彼女の雰囲気はとても合っていて、可愛らしい。

お腹もいっぱいになった所で、飲みに出かける。この地区にはオシャレなバーがたくさんあって、この辺も良いなぁー。可愛らしい店員さんに目を奪われながら、2杯程。そこから更に、とっても素敵なバーに連れて行ってもらった。ソファは壊れてスプリングが出ちゃったりしているんだけど、とっても落ち着く雰囲気で、お酒も安い。家からプラッと出て、友達と語り合うにはもってこいな感じ。長居してもとがめられる事もなさそうだし。古い家を買い取って、友達同士で改造しちゃった!って感じの雰囲気。
私は友達をちゃんと撮っておきたかったので、くつろいでいる所をパシパシと撮る。ヘヘ。

ありがとー。


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