2004.06.29〜30

29日。さてさて、パリ生活も本格的にカウントダウン。やり残した事を考える。とりあえず、SAMARITAINEというデパートの上にあるレストランで、ポン・ヌフを見ながらお茶というのは絶対に経験したかったので、いざ。素敵な所だったので一瞬怯んだけど、全然高くもなく、居心地も良かった!クレープも美味しかったー。
水着を買おうと思っていたので、特設会場に見に行ったら、可愛いのがたくさんあって。セールにはなってなかったけど、気に入ったのが買えて満足!ちょっとエッフェル塔を見てから帰宅。
明日この部屋を明け渡さなくてはいけないので、ひたすら掃除。あっと言う間だったなぁー。かなり、自分の家化していて、毎日帰るのが楽しみだったもの。

30日。朝6時前にお客さんからの国際電話で目覚める。時差って・・・時差って・・・。なので、掃除を仕上げる。大家さんにチェックしてもらって。問題がなかったので、明け渡し完了。
3日のドイツ行きまで、部屋から歩いて2分位の所にホテルを取った。友達らは、泊めてくれると言ってくれたり、大きい家に住んでる友達を紹介すると言ってくれたりしたんだけど、何よりも荷物を移動させる事が一番苦痛でさー。
今日は定期が使える最後の日なので、とりあえずバス・電車に乗りまくりに出かける。アハハ。
まずはオペラまで行って、テレテレ歩いていたらお腹が空いたので、思わずラーメン屋に入ってしまった。・・・あれ?この店・・・。そう。8年位前に母親と入った店と一緒だよ!そして、大して美味しくないのも一緒だった。ガーン。
そこから、友達から頼まれたCDを探しにヴァージンへ。日本で探しているけど、手に入れないらしい。結局見つからず。ドイツでまた探すよ!
近くにあったバス停から、行った事のない地区に行く路線があったので、それに乗る。ブローニュの森の方へ着いたので、テクテク歩いた。ここはまたガラッと他とは雰囲気が違くて、スーツをパリッと着こなした人や、品の良い老夫婦などが歩いていて、緑も多く。非常に良い空気だった。広尾を彷佛とさせる感じ。口笛を吹くような下品な人はいなくて、すれ違いざまに“Bonne journee!(良い一日を!)”なんて言ってくれたり。
ホテルは安い割に非常に清潔感があって、バスタブもあるし、かなり気に入った。ベッドの寝心地もよろしい!ロンドンでのホテルが、ここよりも高かったのに、思い出したくない位に最悪だったからさ・・・。バス・トイレ共同だったし。とにかく、ここでの3泊は快適になる予感!

もうすぐパリとも・・・。


2004.06.26〜28

26日。パリからTGVで2時間半程行ったNantesという駅まで。そこから車で30分程の所にある、ミゲルのご両親の家へ招待してもらったのさ。TGVは、窓口の人の計らいでファーストクラスに入れてもらった!親子3人のボックスシートに私が後から入ったので、納得だったのだけど、彼らはすぐに降りてしまったので、悠々4人席を独り占め。こんな経験早々できないよなぁ。
駅までクリストフとミゲルが迎えに来てくれていて、そのままミゲルのお姉さんの家へ立ち寄る。これまた素敵な家でクラクラ。子供達は天使のようで、タタターッと走って来て、2人とも頬にキスをしてくれた。
ミゲルの家も、これまた豪邸。敷地内に3つ家が建っていて、素敵なプールと更に池まで存在していて。私達5人は1つの家を丸々使わせてもらった。大きなベッドが3つあってさ。いやぁー素晴らしい。ものすごく静かで、ゆったりとした時が流れていて。こういう暮らしも良いかもしれない。とにかく、常にバゲットと数種類のチーズとワインは食卓にあって、思い描いたフランス生活そのもの。昼間から当たり前のようにワインを飲んでさ。
夕方からみんなで海に出掛けた。大西洋を見ながらこれまたお酒を飲んで。そのまま移動して、名物だというマラソンを観戦しに行った。潮が満ちて海に沈みかけた道を膝まで浸かって走るという、名物のレースで。なんだか初めて見る光景で感動的だった。
ビーチで一番美味しいというレストランへ。そば粉のガレットは非常に美味しかった!私が不思議だと思うのは、これを食べた後にデザートは甘いクレープを食べるって事。一応私もそれにならってみた。もちろん、シードルと一緒にね。

27日。まずは起きてプールで泳ぐ。かなり気持ち良かった。いいなぁ、こんなプール・・・。で、クリストフとドライブに行ったら、街でアンティーク市をやっているのを発見。一旦帰って、薪で魚を焼いて食べてから、ミシェルも一緒に市を見に行った。私は格好良い電卓を1ユーロで購入。この辺りは、パリとは違って東洋人すら見かけなかった。緊張したけど、市場で会った人たちはみんな明るくて良くしてくれた。
夜はみんなでまたビーチに繰り出して、ムール貝を食べた!日本では、パエリアに入っているのでさえ避けていた私だけど、かなり美味しくてバクバク食べてしまったよ。彼らのオススメは外れが無い。フランス人が美食家だというのは、彼らを見ると頷ける。
ダーツバーに移動して、ビールを飲みながらダーツ。私が投げる時に出す声や独り言が面白いらしく、ケタケタ笑われた。

28日。起きてまずはプール。私はクリストフに少しフランス語を教えてもらった。本当に考えてみればおかしな話だよ。とんでもなく言葉は不自由で、彼らがフランス語で話している時は、宇宙人に見える位に分からず。でも、それに慣れてしまった。必要な事は訳してくれるし、それ以外の事は、けっこうどうでも良い事だったりするみたいで。彼らだって英語を話すのにはストレスがあるに決まってるしさ。一緒にいて楽しいとか、好きだなぁーとか思う気持ちで十分友達でいられる訳で。教えてもらったスラングなんかをたまに言うだけで、あんなに喜んでもらってさ。もう自分を情けなく思うのは止めよう。
あっと言う前に出発の時間が来て。別れ際にクリストフが古いマニュアルのカメラをくれた!とっても素敵なデザインのもので。これで撮るよ!ありがとう!
サミアとミゲルが駅まで送ってくれて。なんだかとっても別れ際はせつなかった。ミゲルは、頬に4回キスをしてくれた。本当に良い出会いだったな。人の出会いは分からないものだ。繋げてくれた友達に感謝。
モンパルナスから直接、約束していたコンサート会場へ。MAMADY KEITAという人のアフリカンパーカッションのコンサートに誘ってもらいっていたの。これがまた、初めて経験する音楽で。すごくみんな楽しそうに演奏していて感動した。あぁ、人生って素晴らしいな、という感じだった。
お腹が空いたので、みんなでサンドイッチを食べてから解散。楽しかったー。ありがとー。

Ca m'a baucoup plu!


2004.06.21〜25

21日。5日間仕事ができなくて、さすがに溜まりまくってしまったので、ひたすらひたすら仕事。外に出たのはスーパーへ買い物に行っただけ。

22日。Vavinのクレープ屋さん街へ。シンプルなショコラのクレープを食べたけど、油を敷いてフライパンで焼いた感じで、あまり美味しくなかった〜。残念。
そこからひたすらテクテク歩く。途中メトロに乗ったりしつつも、ノートルダム寺院の前を通って、市庁舎に出て、デパート巡り。どこもかしこもセールの用意をしていて。どうやら明日から一斉に始まるようだ。

23日。あまり良く眠れなかったままセールに出掛けたのもあって、熱気ムンムの雰囲気に乗って行かれず、結局何も買わず。しっかし、本当にすごい人だった。
一旦帰って、肉じゃがを作る。それを持って、途中でワインも購入して、友達の家のミニパーティへ。どこでもパーティが頻繁に行われてて、素敵!なんて思ったけど、いや、私の日本の家で友達が集まって飲んだり鍋をしたりするのも、あれは一種のパーティなんだな。
肉じゃがは好評で良かった!ポトフみたいな感じで、受け入れやすいのかもしれない。この家には、本当に良い光が入って、暮れて行く空も美しく。人々もフォトジェニックだから、写真をたくさん撮ってしまうよ。メトロがなくなるから帰ると言ったら、“まぁ、みんなで1曲歌ってからにしよう。”という事で、まんまと逃す。結局、また友達の家に泊まる事に。

24日。友達の家でグッスリ眠らせてもらってから帰宅。お風呂に入ってスッキリして、少ししてからまた昨日の友達の家へ。サミアと女の本音トークをして面白かった。彼女の人生観は頷ける。“人に話すと変わってると思われがちだから、誰にでも話す訳じゃないよ”と言われて、なんだか嬉しかった。今はとにかくサッカーが盛り上がっているので、みんなでポルトガルVSイギリス戦を観る。彼らにしてみると、ベッカムは格好良くないらしい。私が“ロンドンには、ベッカムみたいに格好良い人がたくさんいた!”と言ったら、“エミは頭のどこかが壊れてる。”と言われた。
寿司を食べに行こうと言っていたのに、結局サッカーで食べに行かれず、消化不良だったので、みんなで夜の街に繰り出す。少し歩けば素敵なバーやクラブがわんさかあって、本当にパリ最高!で、バーで一杯飲んだ後に更にお店を移動して。気持ち良く飲んでいたら、最後には『お前誰だよ!』って感じの人も混ざって話したりしてた。ホント、みんな英語で快く話してくれる事が驚きだよ。基本的に非常にフレンドリーだしさ。その時を楽しもう!っていうエネルギーが心地よい。
そして、また友達の家に泊まらせてもらって。彼らはフランスの西の方に長期旅行に行くので、それを見送る。なんと、私も招待してくれた!約束の間をぬって、3日間ほど遊びに行こうと思っています。TGVで2時間位の所らしい。7月はドイツで過ごす事に決めたので、もうすぐお別れだと思うとせつない。

25日。アメリと約束していたので、サンジェルマン・デ・プレへ。ここには、パリで一番古い教会があって、とっても良い雰囲気。周辺をいろいろ散歩して、いい感じのカフェをはしごする。クレープにシードルはお決まりの組み合わせなんだって。私もそれにならってみる。ココのクレープはかなり美味しかった!そして、夜のセーヌ川沿いをずっと話しながら歩いた。なんて素敵なのかしら。0時をまわっているのに、人がたくさんいて、橋の上で輪になって飲んだりしていた。ポン・ヌフも美しかった。彼女は日本語が本当に上手だから、いつも思っているフランスの疑問なんかを詳しく聞けてうれしい。もっと早く出会ってれば、いろいろ遊びに行かれたのになぁ。メトロの終電に乗って帰宅。明日からNantesという街に行くので、今日は朝まで仕事します。

Merci infiniment!


2004.06.20

突然ですが、5日間ロンドンに行って来ました。友達2人にも会えるのでちょうど良いかなと思って。しかーし、その内の1人のタイで友達になった子とは、全く同じスケジュールで彼女がパリ、私がロンドンで完全なるすれ違い。こんな事ってあるのか!笑ってしまうよ。

16日。ユーロスターでロンドンへ。とにかく、まず感じたのは、言葉の通じる素晴らしさ。道を聞くのだって、お店でのシステムが分からないのだって、聞けばいいさと思える気軽さ。逆に話しかけれても分かるしさ。その安心感というのは、こんなにも気持ちに影響するものかと思った。
ホテルに着いたら、なんと預かりものがあるとの事。なんだ!?と思ったら、友達がわざわざホテルまでガイドブックを届けてくれていたのでした。なんて優しいんだ!感激。

17日。とりあえず、お約束のピカデリーサーカスまで行って、二階建てバスとネオンサインの写真を撮って気を済ます。ロンドンにいる実感を出そうと思って、テムズ川沿いを歩いてタワーブリッジを渡る。そこからデザインミュージアムへ。ココはなかなか面白い展示だった。そこからコヴェントガーデンに移動してウィンドウショッピング。適当にバスに乗って、車窓を眺める。パリとはやっぱり雰囲気が違うなぁ。建物は、パリが白〜クリーム色だったら、ロンドンは茶色〜濃げ茶という印象。近代的な建物の中に、いきなり古くて素敵な教会があったりするのは一緒。

18日。テート・モダンという、巨大発電所を改装して建設された美術館へ。イギリスの素晴らしい所は、無料の美術館が多い事。寄付っていう形を取っているんだよね。この美術館は、かなり見ごたえがあってよろしかった。そこから移動して、ICAギャラリーへ。ココはあまりよろしくなかった。私の中で、1日1美術館というルールを決めていたけど、そうも言ってられないので、そこから更にナショナルギャラリーへ行ってゴッホのひまわりを拝んでから、フォトグラファーズギャラリーへ。ココのカフェは良い!とっても落ち着く雰囲気で。もし住んでたら通いたいと思った。夜は、出張帰りの友達と合流して、パディントン駅前のパブで飲む。良いですなぁー。

19日。ホテルをチェックアウトして、友達の家に行く前に、気取ってアフタヌーンティ(案の定、後で友達に笑われた)。本場のスコーンが食べたかったんだよー。
黒人女性に大きい本屋がないか聞かれて、そこまで連れて行く間に少し話した。やっぱり、英語を上達させたかったら、話す機会をどんどん作る事だと。だよねー。本屋の前で握手をして別れる。
友達は、仕事の関係でロンドン暮らし。かなり素敵な所だった。家賃も驚く程高かったけど。で、夜は友達の会社の同僚のイギリス人の企画で、クラブに連れて行ってもらった!その前にパブを2件はしごして、立ったままビールを飲む。
私はテクノのかかるクラブを期待していたんだけど、バリバリのブリティッシュロック。まぁ、それはそれで。結局、3時半の閉店までいてさ。驚いたのは、路線バスがその時間に走っている事。途中までバスで行って、話しながら歩いた。

20日。結局寝たのは朝の6時頃で。お昼過ぎに起きる。いろいろ語ったなぁー。彼とは長い付き合いになるけど、どんどん格好良い大人になっている気がするわ。
タイで出会った友達とは、Waterlooの駅で少しだけ会えた!会えるもんなんだねぇ。多分、彼らがパリから乗って来たユーロスターで、私が帰って来たんだと思う。ガイドブックを返してお礼を言った。30分も話せなかったけど、なんだか嬉しかった。送ってくれた友達ともバイバイ。本当にありがとう!

ユーロスターがパリに着くと、なんだか帰って来たーという感じがしてホッとした。とは言え、まだロンドン気分も抜けていないので、ストロークスを聴きながら書いています。

お世話になりましたー!


2004.06.15

13日。友達に誘われて、街角カンフー教室に参加。面白いなぁー。ゆっくりした準備体操で、早くも筋肉が痛くなる。運動不足だ・・・。でも、非常に興味深かった。
夜は、アートイベントに誘われたので、一旦家に帰って着替えてから外出。ビンテージの布を使った一点物の服やカバンなんかもあって、とても可愛かった!お腹が空いたので、みんなでベトナミーズを食べに。やっぱり、アジアの味はほっとするな。そして、イベントに戻ったら、フロアが盛り上がっていたので、そこでちょろっと楽しんでから帰宅。

14日。夜に約束があったので、昼間から外出。今日はエッフェル塔に行きたい気分だったので、フラリと。天気も良かったので、ベンチで食べようと思ってキッシュとタルトを購入。気分良く歩いていたら、スーツ姿の日本人に呼び止められる。「お願いがあるんです。」と言われた時点で警戒したが、世にも恐ろしいお願いをされた。世の中いろんな人がいるものだ。
エッフェル塔の見える木陰でキッシュをパクつく。日本にいる時はあまり好きじゃなかったんだけど(多分タマネギがどっちゃり入ったのを食べた経験があるため)、こっちにはいろんな味があって美味しいし、これ一つで立派なご飯になるしで、重宝しています。
そこからバスに乗って、バスティーユまで。適当に散歩をしたんだけど、あの周辺は良い雰囲気だ。若者のエネルギーを感じる。なんだか、写真を撮りたくなる瞬間が多くて、ポラをいつもより撮った。
そこからメトロでレピュブリックへ。サンマルタン運河沿いをテレテレ歩く。あぁー、良いなぁ。散歩日和だ・・・。
けっこう歩きまくって、疲れたと思って近くのバス停に行ったら、偶然待ち合わせ場所を通るバスだったので、ラッキーと思って乗る。友達は、新しい職場の人を連れて来てくれたので、女3人でカンボジア料理を食べに行った。これがまた、激ウマ!!流行る訳だよ。かなり満足の食事をして、カフェで一杯飲んで、いろいろ語って帰宅。

15日。この間モン・サンミッシェルに誘ってくれた人が、職場にいるフランス人女性が写真好きなので、紹介してくれるとの事。その名もアメリ。まずは3人でドイツビールを飲みました。驚く程日本語が達者!婚約者が日本人らしく、可愛らしくノロけていて微笑ましかったです。サンジェルマン・デ・プレにあるCafe de Floreで、メトロ終電ギリギリまで話しまくりました。カフェのマネージャーさんも、とても格好良い紳士でした。

毎日充実しとります。


2004.06.12

10日。プラッと買い物に。CAMPERで可愛いスニーカーを見つけたので、衝動買い。ちょっと素敵なレストランでパフェを頼んだら、あまり美味しくなかった。ガッカリ。
帰って来たら友達から電話。この間会ったクリストフ1号の友達が写真展を開くにあたり、オープニングパーティに行かないか誘ってくれてるとの事。一度しか会って無いし、言葉の壁が・・・なんて尻込みしていたのだけど、行ってみたら不安なんてなんその、みんなフレンドリーでめちゃくちゃ楽しく。結局、クリストフの友達カップルの家に流れてバルコニーで飲む事に。彼らは非常にいろいろ勉強したり考えたりしている人たちで、アートについて、人生について、恋愛について、かなり深い事を語った。彼らの家のバルコニーからはパリが一望できるのだけど、モンマルトルの明かりが消え、エッフェル塔の明かりが消え、当然のごとく彼らは泊まって行けと言ってくれて。そのままベランダで夜が明けるまで語った。ものすごく美しい時間だった。なんと、クリストフは2年前位に偶然カメラ★ライフを見つけてくれていたらしい。驚いた!!彼らは私の写真をとても好きだと言ってくれて。ガーリッシュだけど、それだけじゃない。すごく優しくて暴力的な要素が全くなくてピースフルだと言ってくれた。うれしい。"全く違う場所に育って、でもこうして同じ場所で朝まで語り合う事は、前から決まっていた事なんだよ"だって。カァー、ロマンチストだねぇ。

11日。朝起きて、彼女のサミアがお茶を入れてくれて、いろいろ語った。男2人は寝ていたので、女同士の本音トーク。彼女とは考え方が似ている気がする。不思議だよな。全く違う場所で生まれて、違う環境で育って来て、言葉の壁があるのに、同じ感覚で話せるって事は。彼らとの出会いで、増々そう思った。
男2人も起きて来て更にいろいろ話して。明日は友達の家でパーティだから、車に一緒に乗せて行ってくれると言う。なんてうれしい。まるで、昔からの友達みたいだ。

12日。お昼にみんなで集合。そして、車で友達の家へ。そこには予想よりもはるかにたくさんの人が集まっていて、この間パーティで会った日本人の女の子たちもいて、思わぬ再会に喜ぶ。天気は良く、家は素敵で、とってもとっても心地よい空間だった。初めて会った人たちも良い感じの人たちばかりで。そういう人が繋がってるんだね。
夕方に車で帰宅。当たり前のようにまた彼らの家に行って、4人でご飯を食べに出掛ける。こじんまりしたフランス料理店で。美味しかった!!彼らに少し日本語を教えて。"Je t'aime bienは日本語で何て言うの?"と聞かれたので、"大好きだよ"と言ったら、みんなで『エミダイスキー』と言ってくれた。泣くかと思った。

良い出会いが続いてます。


2004.06.08

仕事も立て込んで来たので、それをこなしながらの日々です。お天気も連日カフェ日和です。

5日。友達に連れられて、いろんな人に会った!バスティーユからイラク戦争反対のデモ行進があるというので、それを見に行こう!と集まったはずが、写真好きのフランス人の家でずーーっと写真を見たり、ワインを飲んだりしていて、結局見れず。私はそれよりも、本当にフランス人ってワインを水みたいに飲むんだなぁ、と口を開けて見てしまった。そうこうしている内に、友達の友達って感じでどんどん人が集まって来て、みんなで運河の横でビールを飲んだ。気持ち良かったなぁ。こうしてみんな友達の輪が広がるんだね。
夜は夜で、フランス人の家でのホームパーティに連れて行ってもらった。いろんな人が集まっていて、緊張したさ。日本人の女の子たちは、服飾系の仕事をしている子が多く。いやはや、芯のしっかりした素敵な子たちでした。もちろん、みんなフランス語は堪能で。今に至った過程なんかを聞くと、すごく面白い。結局、メトロがなくなるまで飲んで、友達の家に泊めてもらった。しっかし、いろんな人に会わせてもらったな。クリストフが2人いた事は覚えてるけど、後はさっぱりだ・・・。ウゥー。

6日。お昼過ぎに帰宅。昨日のお酒もさり気なく残っていて、靴擦れもひどく。大怪我だよ!これ!歩く度に激痛が走るのさ。外出は諦めて、仕事をする事に。

7日。一日寝たら足が治った。驚異の回復力!
バスで出掛けて、7月の家探し。掲示板を見ようと思ってオペラをウロウロしていたら、なんとブックオフを発見。でも、フランスの本は置いてないのね・・・。掲示板は充実してた。何件かメモする。オペラの辺りは、本当に日本食レストランやら、日本の企業やらが集中してる。この寿司命の私が、まだ一度も日本食レストランに入っていないのは、自分でも驚き。
今日のメイン、ピカソ美術館へ。かなり見ごたえのある美術館だった。ピカソの作品って、なんかクスッとしちゃうものが多い気がする。いろいろ感じる所があって、とても楽しかった。そこから適当に歩いていたら、市庁舎に出る。本当にパリの中心部って狭いよな。ちょっと疲れたので、カフェでご飯。一回ご飯を食べると、ランチでも20ユーロ位掛かる。これって、2,800円位なんだよね。ついつい100を掛けて考えてしまうんだけど、これは落とし穴だと思う今日この頃。ユーロ生活、けっこう厳しいです。
帰りがけにポンピドゥーセンターの近くの本屋さんで長居をして、2冊購入。あぁ、もっと欲しいなぁ。見た事ない本がたくさんあるんだもん。

8日。そんな訳で、今日は一歩も外に出ないで仕事。モリモリ仕事をするのだ!!ユーロに負けるな!私!頑張って良いもの作りたい。

9日。7月の予定をいろいろ考える。大幅に変更するかも。大家さんにちょろっと会う。おばあさんの域に入っている人なのに、いつも可愛い服を着ているなぁ。今日は暑かった!ノースリーブで外出。
シャンゼリゼまでバスで行って、バージンで試聴しまくる。どうせなら、フランスでしか手に入らないCDが欲しい。バージンカフェでひと休み。早めに帰って来て、バラを生け直す。長持ちしてるなぁ。質の良い花なんだな、きっと。今日も夜中までひたすら仕事。でも、仕事好き。

そんなこんなな日々です。


2004.06.04

いよいよ6月に入ったので、予告通りに動きまくっています。なるべく地下鉄ではなく、バスを乗継ぐようにして移動する日々です。

今回、写真集は旅行記の形にはしないつもりなので、自分の記録のためにも、つぶやきをもっと書きます。(ネット環境が悪いので、まとめてアップする事が多くなるかもですが。)

1日。とりあえずデパート街を歩く。どんなものが売っているのか、ひたすらチェック。でもさ、今は大抵のものは日本に入ってるよね。こっちでしか買えないものって何だろう・・・。結局、今日は何も買わず。

2日。郵便博物館へ。駅で地図を見ていたら、オジさんが『何を探してるの?』とやって来て、『ウーン、切手の博物館です。』と答えたら、『それは分からないなぁ。』と。当たり前だ。切手が目当てなのは、私の個人的な目的だった。後で気付いて可笑しくなってしまった。郵便博物館は改装中で、仮施設で全てが見られるのに、なんと無料で開放してた。ラッキー。
ドイツの友達に家にいるように言われたので、なんだろうと思いつつ家にいたら、なんとバラの花束が届く。しかも、ものすごくセンスの良い。

3日。オルセー美術館が8時半まで開いている日なので、それを目掛けて昼から出発。オルセーの前にとにかくいろいろ歩きまくる。トイレに行きたくなったのでカフェに駆け込むと、青い目の店員さんが『あなたにこの席と、キスを捧げます。』と言って来た。スゴいぜ、フランス人。ムースショコラ、美味しかった。トイレは、ギリギリセーフ。

やっぱり、ゴッホは良いなぁ・・・。本物の絵の力ってスゴい。だって、絵の具の隆起がしっかり見えるんだもん。教会は、実際の場所へ行ったので、感慨もひとしおでした。

4日。気になっている場所があったので、そこへ。若い人たちがたくさんいて、表参道っぽい場所だった。雑貨や、美術書なんかをひやかす。『Chez Mamman』という、60〜70年代のアンティーク家具や雑貨が置いていあるお店がとても良かった。marimekkoの年代ものなんかも充実してて。なので、財布のヒモがしっかり締まっていた私ですが、ガマグチ10ユーロ・花柄缶8ユーロを購入。可愛い・・・。他のお店で、友達にフランスのアーティストのアートブックを購入。その他、シルバーの可愛いスニーカーを発見!でも、ちょっとお高いので、保留。
帰りのバスの中でおじいさんに席を譲ったら、“Merci! Mon petit.”と言われた。エ!?これは、男性形だから、直訳すると“Thank you! My little (boy).”だよ。帰って来て辞書で調べたら、ちびちゃん、とかキミ、とかそういう意味で、女性に言う事もあるとか。日々勉強っす。

不思議な事に、街で良く道を聞かれるよ。もちろん、聞かれてる内容が分からなくて、申し訳ないのだが。アゥゥゥ。スマヌ・・・。

昼間にカフェで飲んだシードルのラベルが可愛かったので、同じのを買って帰宅。

可愛いシードル。


MAY‖←  →‖JULY