今日のつぶやき

30 Oct 2008

近所の保健所のような所がどういう所なのか見ておこうという事でマイケルとちょこっと見に行ってみた。
この間家に来てくれた優しいオバさんがいて、また賢の体重と身長を測ってくれた。またまた賢は体重が増えており、ホッとしてしまう。こんな日々の積み重ねなのかなぁ。

保健所の向かいにあるギリシャ料理のお店でササッとランチ。ここはピザが人気らしいので、シーフードとアボカド等が載ったものを頼んでみたら、これがまた激ウマでした。ピザの生地からしておいしかったもんな。
賢はまたバシネットの中でスヤスヤと眠っておりました。
いやぁ、やっぱり夜に寝てくれないなぁ。昼間は乳を飲んではグーーッスリ。夜はとにかく1人で寝てくれない。なので、ベッドに授乳枕を置いてそれで囲って一緒に寝たりしています。これで良いんだと思う。無理矢理こんな産まれたての子を1人で寝かせなくてもさ。でもやっぱり、こっち式だと赤ちゃんの頃から!手遅れになる前に!っていう考え方なんだよねー。とにかく、小さい頃から自立を促す感じ?うーむ。
成人になるまで育てたら、『ハイ、もう親の勤めは果たしたからね。後は私たちも楽しむから、アンタたちも自分の力で頑張って!』って考えみたいだもんね。それは賛成なんだけれど、いくらなんでも、賢はまだ本能の塊の動物みたいな感じだからねぇ・・・。
今まで丁度良い温度の羊水の中に浮かんで、栄養も自動的にへその緒から送られて来てたのに、飛び出て来たらいきなり自分で息をしなくちゃいけないわ、何だかお腹が定期的に空くわ、明るくなったり暗くなったり、静かになったりうるさくなったりだもんな。これに慣れるまで本人も色々大変だと思うし、しばらくは本人の本能を優先させて私たちが合せれば良いと思うんだなー。

29 Oct 2008

友達から荷物が届いた!開けてみると英語と日本語の両方が学べるという絵本とカードだった!キャー嬉しい。
早速お礼の電話を入れて、久しぶりに長く話す事ができました。
彼女の赤ちゃんは私よりも数ヶ月先に産まれているので、『これはどうだった?』『あれはどうだった?』と、たくさん聞いたり、色々愚痴ったりしてしまいました。あぁ、同級生がこうして同い年の子供を持ってくれて、本当に良かったなぁ。日本式の育児の話も聞けても色々参考になるし。授乳の指導が違う事にも驚きました。ちょっと彼女から聞いた方法で試してみようかと思います。
なんだか電話を切った後にスッキリとした気分になれて良かった。どうしても家に籠って慣れない赤ん坊のお世話に明け暮れていると、世間から隔離されてしまったような閉塞感を感じてしまうので・・・って、日本だったら生後1ヶ月以内は外出何てとんでもない!みたいだし、旦那がこんな風に長期休んで家事をしてくれるなんて事もない訳だから、私なんて甘いんだろうけど・・・。

こんなに大変だなんて正直思っていませんでしたよ。なんだろうなぁ。眠れないのは覚悟してたけど、やっぱり授乳の責任の重さかなぁ。
マイケルは「いつでも粉ミルクって選択肢があるんだから〜。」と言ってくれていますが、なんだろう、ホルモンがそうさせているのか、『私が守って生かさないと!』みたいに感じてしまって、少しでもホギャーと言い出すと、乳を出して駆けつけてしまう勢いであります。マイケルには、「もし近所の目が無かったら、一日中乳を出して過ごすでしょ〜。」と言われてしまったよ。アハハ。確かに、頻繁に出したりしまったりしなくてはいけなくて、面倒臭い。

28 Oct 2008

賢に何かあった時に診てもらうお医者さん(こちらで言うGP)を決めておかないとという事で、マイケルのお母さんが見つけて来た女医さんに会って来た。前にも書いたけれど、こちらでは、何かあったら、まずGPと呼ばれる一般開業医に診てもらいます。日本の様に内科、外科などに分かれておらず、とにかくこのGPに行くんですよ。で、簡単な風邪などだったらそこで処方箋を書いてもらうし、専門的な機関に診てもらう必要があれば、紹介状を書いてもらうというシステムで。
みんなだいたい、ずっと診てもらうGPを1人持っているんですね。私はこっちに引っ越して来てから、風邪らしいものも引いていないので、2年半位でGPに行ったのは妊娠した時だけなのですが、この日本人先生が無愛想にも程があり、聞きたい事も怖くて聞けない状態だったのでね・・・。そんな先生にずっと診てもらうのも嫌だなぁ、と思っていたので、新しい先生に期待!だったのです。

ついでにクリニックの近くの韓国人経営の日本食屋さんでランチをしたのですが、ここで賢はお腹が空いたみたいで、フギャー。予想していなかったので、焦りながら店員さんに個室を使わせてもらえないか聞くと、快くOKしてくれた。ありがたい・・・。座敷だったのだけれど、立ったまま賢を抱えてエイッと授乳。すごいよなぁ。私が歩く弁当箱みたいなものだ。
そう言えば前に、デパートの家具売り場のソファに座りながら、思いっきり乳を出してあげている人を見ました。オーストラリアだなぁーと思いましたよ。私は一応注文した授乳ケープが届くのを待っている所です。
賢が満足するまで授乳していたので、すっかり時間が無くなってしまい、円高バンザイで注文した私の『Sushi Deluxe $20』を早食い競争並みに急いで食べなくてはならず・・・。感想は、ネタはおいしかったけど、やっぱりご飯が酢飯じゃないから変な感じ、でした。店員さんたちがとても優しかったのでまた来ると思うけどね。

予約していたその女医さんは、どこか分からないけどアジアがバックグラウンドの人で、なんだろう、近所のクリーニング屋さんのおばちゃん、って感じでね。ものすごい話しやすくて、優しい人でした。しかも、子供の医療にも精通しているとかで、最高じゃないですか。
マイケルと3人で診察室に通されて、今日は顔合わせだけと聞いていたのに、「じゃぁ、エミから診て行こうかしらね。」だって。エーッ!
産後の経過や、胸の状態などなど、結局パンツ一丁にされて診察してもらいました。心の準備ができていなかったのでビックリ。
そして、賢も裸にされて一通りの検査をしてもらい、「じゃぁ、最後にマイケルね。」って、マイケルもー!?3人まとめて診察室で診てもらってるし!しかも、途中で賢は小腹が空いたみたいで、乳まであげてる私。賢はまたまた順調に体重を増やしているようでホッ。
あの先生なら何でも話せそうだし、長いお付き合いをさせてもらいたいなぁ。

27 Oct 2008

マイケルはオムツ替えも慣れてきたようです。お父さんも少しずつ賢と一緒に成長と言った所でしょうか。大きな声を出したりする時点で、『私がやるから良いよ!』と言ってしまうのは簡単だけど、そこをちょっとアドバイスする位で、気長に見守る事も必要なのかなと思いました。
男性は母性を持ち合わせていないから、『自分の本能に従って思ったように』という子育てができない訳で。『これはこうして下さい』というマニュアルを欲しがる傾向にあるのかな。病院でのクラスでは、助産婦さんによってやり方も考え方も違うので、参加していたお父さんから、「また他の人と言ってる事が違くて、混乱する!」という声が出ていました。そして、マイケルも頷いていてね。
それは自然な事なんじゃないかな、と思う。『こうすれば良い子が育ちます』という確固たる方法なんて無い訳で。色々な人の意見を聞いたり、育児書を読んだりしながら、『ほうほう、そんな考え方もあるのか〜』と頭に入れつつ、自分なりの方法で子供と付き合って行けば良いんじゃないかな。
なんだかんだ言ったって、マイケルだって賢と触れ合いたくて仕方ないみたいだし。と言っても、やっぱりまだまだ新生児に対する接し方じゃないなぁ〜と思うけどね。アハハ。
きっとマイケルは、賢がもっと大きくなってから良いお父さんっぷりを発揮してくれるのではないかと思います。話すようになった位の年齢の子と遊ぶのが本当に上手なのです。

夜に寝ないのはやっぱりベビーベッドが嫌だというシンプルな理由なのではないかと思ったので、マイケルに頼んでバシネットを2階に上げてもらった。そうしたら!眠る眠る!!なーーーんだって感じでした。
起きるのは、昼間と変わらず、3時間ごとにやって来る腹ぺこタイムのみ!その他はこっちが寂しくなる位にグッスリ幸せそうに眠っていました。なんだよ〜〜。

26 Oct 2008

マイケルの妹がニューヨークから買って来てくれた『NEW YORK ATITUDE』と書いてある服を着せると、ヒップホップ的なポーズをバッチリ決める気がするのは気のせいでしょうか。

毎日2時間位寝れば上等だった生活から、少しずつ細切れでも眠れるようになったので、自分が帰って来た(?)感じです。
正直、マイケルと会話をする気力さえ残っておらず、用意してもらった3度のご飯をぼんやりしながら食べる日々でした。でも、今はちゃんと話ができるし、ちょっとおちゃらける位にゆとりが出て来ましたよ。

12月にマイケルの妹の結婚式があり、当然の様に賢も出席となっているのを知った時、何も知らなかった私は『そんなの無理!!』と思ったのですが、新生児は3〜4ヶ月まではしっかり免疫を持っているので、逆に大丈夫なんですってね。とは言え、やっぱりなるべく人混みに連れて行くのは避けたいし、嫌だと泣くようだったらそれを尊重したい所だけど・・・。今の所お腹さえ満たされていれば文句ナシ!という感じの賢であります。
みんなが普通に生後2ヶ月ちょっとでも結婚式に出て当たり前、と思っている所がまたお国柄だなぁ、と思いました。でも、確かに実際こうして賢を見ていると、大丈夫そうだなと思います。家で眠っているバシネットをそのまま移動するだけって感じだからね。道を移動する時の振動も、むしろ心地良さそうにしています。

そんな訳で、すっかり運動不足の私たちは、近所のカフェまで歩いて行ってみました。ドキドキ大冒険だったけれど、賢はずーーーっとスヤスヤ。
街は春の花で溢れており、空気は爽やか。カフェでハム&チーズのクロワッサンをランチに食べつつ、ほけーっとしてきました。

25 Oct 2008

昨日の夜から今朝までもまたまたベビーベッドで寝る訓練により、賢はギャン泣きしまくり。これ、絶対に賢にもすごくストレスを与えてると思うんだよなぁ。
朝になって私も起きたので、またギャーと泣き出す賢を抱き上げると、マイケルが「抱き上げたの!?あーあ。もう台無しだ。授乳して、オムツを替えてベッドに寝かす、このルーティーンを守らないと!」と言われて、もうブチ切れ。
「じゃぁ、いつ抱っこする訳?」と聞くと、「授乳している時で十分。」との答え。抱っこしちゃいけないんですか、我が子を。どんだけドライな子育てなのさ。もうね、結婚してから初めて『マイケル憎し』と思ったね。
今日はマイケルの両親の親戚が一気に家にやって来る日だったので、片付けながらも私がずっと不機嫌にしていたら、「僕の親戚を呼びたくないんだったら、そう言えば良いのに。」と言われて、またブチッ。そうじゃないっつの。
なので、どうして腹が立っているかを説明して、ちゃんと話し合いました。賢に愛情を注ぐのも大切だけど、自分たちの健康管理、特に睡眠をキチンと取らないと、結局賢の面倒もみれないでしょ、と。だから、賢をトレーニングする事も大切なんだというマイケルの意見も分かるので、これから色々試行錯誤しつつ、みんなが健康で明るく暮らして行かれるスタイルを見つけて行きたいと思います。

そして、私の涙も乾いた所で第一陣が到着。マイケルのお父さん方のおじいちゃん、おばあちゃんに会えるのはとても稀なので、来てくれてとても嬉しい。マイケルはお父さんに似ているし、お父さんはやっぱりおじいちゃんに似ているし。賢の遺伝子はこういう流れで受け継がれて来たのね〜なんてしみじみ。

なんと、賢はマイケルのお母さん方の亡くなったおじいちゃんと同じ名前(漢字)らしい!キャー!なんという偶然!?運命?賢は強運になりそうですな。なーんて親バカな事を思ったり。

その後、マイケルの親戚が続々とやって来ました。と言っても、賢はまたまたぐーーーーっすり。ピクリともせず4時間位寝ていましたよ。

最後はマイケルの親友夫婦が2人の息子くんとやって来ました。お医者さんだし!と、色々質問しちゃいました。下の息子くんはもうハイハイをしていてねぇ。人の子が大きくなるのって、本当に早い!!

『日本に帰るなら、生後6ヶ月までがチャンスだよ!それ以降になったら、飛行機でじっとしていないから大変になるよ』とのアドバイスをもらいました。この夫婦は下の息子くんを連れてヨーロッパ旅行を存分に楽しんで来たようです。
赤ん坊のうちに賢を一度日本に連れて帰れたら良いけどなぁ・・・。

24 Oct 2008

とにかく夜にベビーベッドで寝てくれない。私の予想では、大きなベッドにポツンと置かれて、身体の周りに何も感じないから、落ち着かなくて怖いんじゃないかと。マイケルがとにかく、ベビーベッドで1人で寝かせる訓練をさせるんだ、と言うので、夜になり、泣いたらマイケルが行って少し抱き上げて、泣き止んだらベッドに戻し、また泣いたら行き・・・を繰り返しています。
でも、その内泣き声が変わって、もう何て言うの?怒ってる泣き声になるんだよね。「んもー!こんなに繰り返し不満を伝えてるのに、どうして分かってくれないの!?」みたいな。
なので、私が我慢できずに出て行く時には、もう手が付けられない位のギャン泣きな訳です。
それを見ていると悲しくて・・・。
『大丈夫だよ。ここにいるからね。』と、心で思いながら抱きしめると、泣き止んでくれる。
こんな産まれたての子供に訓練なんて必要なんだろうか、抱いて欲しいと言っているなら、できるだけ今は抱いてあげた方が良いんじゃないか。もし、夜に1人で寝るのが怖いなら、私たちが一緒に寝るか、私が昼間に寝て夜に起きていたって良いし。生後2週間も満たない子供に訓練って・・・。
なので、今日も1階に下りて、賢と一緒にウトウトして朝を迎えました。
マイケルは、どうしても賢を『赤ちゃん』というよりも、『1人の人間』として見てしまうらしい。なので、オムツを替えている途中でおしっこやらプリプリをする賢に、「コラッ!」と大きな声を出したりするのだ。その度に私は悲しい気持ちになる。今は良くても、その内『排泄は悪い事』という風に感じてしまうのではないか、とか。
私はできるだけ何でも肯定してあげる育児がしたいな、と思っています。肩に力を入れ過ぎず、自分が正しいと思った事に自信を持って、常に笑顔で子供と向き合って行かれたらいいな。

23 Oct 2008

とにかく、『賢が寝ている時に寝ろ!』。これを合い言葉に、マイケルと交代でちょこちょこ眠っています。

せっかくベビーベッドを買ったのに、賢はこのバシネットで昼間はずーーーーっと眠っています。起きるのはだいたい3時間おきにやって来る腹ぺこタイムだけ。なので、時間が読めて来たのと同時に、私たちにも余裕が出て来ました。これも賢の成長とともにどんどん変わって来るのかなぁ。
シドニーは暑くなったり、また急に寒くなったり。マイケルは昨日Tシャツ姿だったのに、今日はタートルネックセーターを着ていましたよ。こんな気候、体調崩すっつーの。

賢が生まれてから、またまた色々とメッセージを頂き、本当にありがとうございます!こんな余裕の無い時だからこそ、尚更嬉しく励まされたりしています。
これからもこんな感じで続けて行きますので、もしよろしければお付き合い下さいませ!!

色々と面白いお話をメールで頂きましたが、やっぱり一番ビックリしたのは、京都の写真展に来て下さった香川のTさん!
彼氏の誕生日と賢の誕生日が一緒で、更に彼の名前が『賢一』さんなんですって!!!思わずエー!と声が出てしまいましたよ。その彼も写真展に一緒に来て下さって、とても感じの良いお二人だった事をハッキリと覚えています。これは何かの縁ですな!いつも言ってますけど、いつか四国に行きたい!そして、賢を賢一さんに抱っこしてもらおう。わはは。

22 Oct 2008

マイケルの従兄弟からとっても素敵なバラのアレンジが届いた!!嬉しい〜〜〜。

今日は日本で言う、この地区の『保健師さん』のような人が家に来た。これから、何かにつけて体重を量ってもらったり、悩みがあったら相談に行く所があるみたいなのよね。その場所は、この家から頑張れば歩いて行かれる距離なので、日射しが強過ぎない日には歩いて行っていみようと思います。

この女性はとっても優しそうで、色々と分かりやすく説明してくれて安心したな。

そして!賢はテーブルの上で量りにかけられました!!ワー。結果、目標よりも順調に体重が増えているとの事。これはお乳責任者としてホッとする結果であります。そりゃ、あれだけ乳首がもげそうな位に食らいついて喉を鳴らして飲んでるのに体重が増えてなかったら怒るわ!わはは。

保健師さんは、私たちが誰の力も借りないで2人でやっている事をとても誉めてくれた。マイケルが料理もできてオムツ替えもしている事を偉いと言っていたし、私のミルク供給量も問題ないし、2人で手探りしながらやっていて素晴らしいわ!と。そうだよなぁ。オーストラリア人男性がみんな料理ができて、育児にも家事にも協力的な訳じゃないみたいだもんなぁ。ありがたや。
テレビでもちょうどシングルマザーの事をやってたし・・・。この国、離婚率が初婚で50%位なんですってよ。
子供が生まれてこんな精神状態も安定しない時に、何も協力してくれなかったら、それこそ夫婦の危機って感じになるのは分かる。
賢が順調に体重を増やしていると分かって安心したからか、少しずつ眠れるようになりました。悪夢も見なくなり・・・。やっぱり睡眠は大事だね。これからもできる限り、賢が寝ている時にちょこちょこ仮眠を取って行こうと思います。私の身体も回復中だもんな。

21 Oct 2008

今日は病院で賢の聴力の再検査があったので、ドキドキの初外出!姉にもらったマザーズバッグに色々詰めて、いざ!

マイケルはベビーカーに楽しそうに飾りを付けていて、バッグにもおもちゃを詰めていたけど、生後1週間半の赤ん坊にはあまり意味が無い気が・・・。わはは。いいけどさ。

病院での聴力検査は、何だかなぁ〜という感じ。この間は右はパス、左がダメだったのに、今回は左はパス、右がダメだった。イマイチ信憑性が・・・。そして、再々検査になってしまいました。

もちろん身体能力がパーフェクトに越した事はないけれど、私はそれよりも1日、いや、1回1回の授乳の方に集中しておりまして。あぁ、たくさん飲んで幸せそうな顔してる、ヨシヨシ、なんてそんなレベルで日々を過ごしているのでね。今日なんて聴力検査中にちょっと居眠りしちゃいましたよ。

病院を出る時に授乳をして、ついでに外でランチ!『子供ができたらしばらく外食できなくなる』と言ってた私たちは一体・・・。
その後はカフェもはしごして、外でコーヒーを飲んで来ちゃいました。ハッハッハ。
賢はずーーっとスヤスヤと眠っておりましたよ。
私は、授乳中に暴れる賢と格闘していたため、両手首が痛み始め・・・。これはマズいと、薬局でサポーターを購入。スポーツ用のね。いや、ほんと、ちょっとしたスポーツですから。賢も私も汗をかきながらですよ。

やっぱり子連れだと人から話し掛けられる事が多いかもなぁ。今日だけでも「生後どれ位?」とか、「名前は何ていうの?」と何回も聞かれたよ。こっちって、産まれたてホヤホヤの子を連れた人もよく見るので、1週間半と言っても誰も驚かなかったな。日本だったら驚かれちゃうよな。

何と外出中、5時間近く眠ってくれていました!おかげで、ずっと家にいた私も息抜きができて助かりました〜。

20 Oct 2008

オーストラリアでは、こういう風に布で手足が動かないようにギュウギュウに包んでしまうのが一般的のようで。
何でも、まだ手足のコントロールができなくて、自分で自分の手足の動きでビックリしてしまったりするんだと。大きな音などに驚いた時などには、手足を伸ばして抱きつくような仕草もします。これは『モロー反射』と呼ぶらしく、人間が猿から進化してきた過程の名残なんだって。面白いねぇ、面白いねぇ。
お乳をお腹いっぱいに飲んで、ゲフーと満足げにオヤジのような顔をして。コロンと転がっている姿は何とも言えず可愛い。昼間はとにかく良く寝てくれます。夜が・・・なんだけどね。
夜は目をパッチリ開けて、キョロキョロしています。で、ベビーベッドに寝かせると泣くのだ・・・。

19 Oct 2008

また夜中に起こさなかった事でマイケルがちょっと怒っていた。授乳の際のオムツ替えや、お茶を汲みに行くのをやりたいから、必ず起こしてくれ、と。
そんなの自分でできるから良いよ、と言ったけれど、そういう問題じゃないみたい。一緒にやりたいんだ、と言っているので、マイケルの意志を尊重して起こす事にします。

新生児は目が見えないという説もあったようですが、視力は0.1位あるんですって。30cm位の距離が一番良く見えていて、それが授乳している母親とちょうど目が合う距離らしい。こっちを見ている気もするし、見ていない気もするし。たまに偶然なんだろうけど、口角が上がって笑顔のようなものも見せるようになりました。笑顔って、何とも言えず人を幸せにする力があるよなぁ。賢が自分の意志で笑ってくれる日が楽しみ。

ずっと座ってるか立っているかで、ほとんど横になっていなかったので、いよいよ腰というか、骨盤の辺りが痛くなり始めた。これはさすがに身体をおかしくするかもしれないと思い、授乳の間に仮眠をすると少し良くなったかな。まだまだ余裕のない私であります。でも、毎日少しずつペースが掴めて来たかな。
マイケルが「一緒の部屋で寝ていたら僕たちがおかしくなる!」と、ベビーベッドを私の仕事部屋に移動した。モゴモゴ言っているのは聞こえないけど、ギャーッと泣いたらはっきり聞こえるので、これ位の距離が適切だろう、と。
ベビーベッドで1人で眠る癖を少しずつ付けて行かないと、確かにこっちの身体が持たない。添い寝も良いけど、押し潰しちゃわないか不安で、それはそれで眠れないし・・・。

昨日は命名式の日。
マイケルにその話をすると、じゃぁ改めて今日やろう!と鯛丸ごと一匹を買って来て料理してくれた。健やかに育ってくれますように。

18 Oct 2008

病院が紙オムツだったので、そのまま紙を使っていましたが、これは確かに便利!!でも、とにかくゴミの量が半端じゃない。布オムツにしてみると、ちょこちょこチェックする度に何かがそこに出ている。紙がいかにたくさんの量を吸い取っているかも分かるね〜。

今日はマイケルの妹カップルと、マイケルの後輩夫婦がやって来ました。マイケルは朝からバナナブレッドなんて焼いちゃって。ラブリー!

またまた今日も素敵なプレゼントを色々と頂いちゃいましたよ〜。

マイケルの妹に、「抱っこしてみる?」と渡してみると、本当に怖々という感じで、それを察知した賢はすぐ泣いてしまいました。私も自分の子を持つまでは人の赤ちゃんを抱っこできなかったもんなぁー。壊れちゃうんじゃないかと思って。でも、今なら分かる。新生児だって逞しく、けっこう思い切った扱いをしてもOK(少なくとも賢はそんな感じ)!

さすがに寝不足もたまってきてヘロヘロだったので、みんなが帰った後で2時間程仮眠。でもね、ここの所、ずーーーっと眠りは浅く、毎回悪夢を見るのですよ・・・。金縛りになる事もしばしば。身体は疲れてるのに脳が緊張状態なのかなぁ。自分で自分にプレッシャーをかけてしまっているのでしょうかね。やだなぁ、私。

いよいよお乳は満タンになりまして。こんな事書くと生々しいかもしれないけど、ハッと気付いたら流れ出たお乳で服がビチョビチョ状態。母乳パッドとか意味ないし。今日は3回着替えるハメになりましたよ。すごいな。人体の不思議です。
授乳の時にリラックスして、子供の顔を見ていると、どんどん出てくるんだと。んでもって、子供が飲む量に応じて、上手い事お乳も適量作られて行くらしい。いやぁー、本当に素晴らしいですよ。ずっと付き合って来た自分の乳にこんな事が機能があったとは!
一応搾乳機とか、搾乳したお乳を保存する容器とか、温める機械とか、一通り揃えちゃいましたけど、この調子で行けば使わないで済んじゃうかしら。搾乳する時は、子供の写真を見ながらすると良く搾れるなんて先生が言ってましたよ。これもまた不思議だよなぁー。こんなに精神的なものが影響するとはね。

今日も夜にベビーベッドで寝てくれないので、スリングに入れたまま1階でウトウトしたりしながら夜を明かす事に・・・。泣き声を聞くのも、泣き顔を見るのも辛い。心地良い顔をしてくれていると、何とも言えない幸せな気持ちになるのだ。

朝の5時位に、『ちょうど一週間前の今頃陣痛でウンウン言ってたんだなぁ』と思い、賢の寝顔を眺めながら1人でホロホロ泣いてしまう。
一週間前にお腹の中にいた我が子は、こうして無事に外に出て来て、私と繋がっていた線を切られ、独立した1人の人間として歩き始めたんだなぁ、と。あぁ、とにかく本当に良かった。

17 Oct 2008

育児書を読みながら朝を迎えました。外には月が出ていてね。賢はベッドでは寝ないけど、私の膝の上でも安心するらしく、キチンと支えないでも寝ているので、授乳枕(日本人ガレージセールで3ドル!)で囲って寝かせておきました。寝顔はガッツ石松的だけど、それがまた可愛いと思ってしまう。顔の筋肉が発達している最中なのかなぁ。色々な面白顔をするので、笑ってしまいます。面白顔集をちゃんと残しておかなくちゃ!

結局、満月とか大潮とかは私のお産に関係あったのかなぁ〜。夜になるといつも陣痛の波が来たのは確かだけど、これは関係ないのかな。『新・満月の1日前と3日後&大潮の時』に出産が多いらしく。調べてみると、私の出産は『これから大潮来ますよ〜!』という、ちょっとフライング気味だったようで。

窓から見える月を眺めながら、『もし月の引力が関係していたのだとしたら、あの月からパワーが来たんだなぁ〜』なんてしみじみ。

朝になってマイケルが起きて来て、「どうして一度も起こしてくれなかったの!?」と憤慨していた。だってさぁ、気持ち良さそうに寝てたしさぁ・・・。
マイケルはとにかく、少しでも私の負担を減らそうと、家事をバタバタやってくれています。外に買い物に行ってくれて、ご飯を作ってくれたり、洗濯をしてくれたり。「毎日違う献立を考えるのって大変だね〜。いつもありがとう。」なんて言っていましたよ。良い人だ・・・。
独身時代はいつも料理をしていたらしいけど、結婚してから料理の勘をすっかり無くしたらしい。それを取り戻しつつあるようです。ありがたや、ありがたや・・・。

もちろん、あーそれはああやった方が楽なのになぁーとか、そのやり方は不経済だなぁ、とか、色々口を挟みたくなりますが、ここはグッと我慢であります。

今日はオムツを替えている時にコロリとへその緒が取れました。どうしようかと思ったけど、取り合えず取っておく事にしました。ティファニーの小さな箱がスポンジも敷いてあってちょうど良かったので、それに入れておきました。アハハ。

16 Oct 2008

家にはマイケルの会社から巨大な花束が届いていた!!黄色系とパープル系という、いかにも外国チックな配色で、なんだか新鮮。

昨日の夜はやっぱり眠れませんでした。用意していたベビーベッドに置くと泣いてしまうので、ずっと抱っこしていないといけなくて・・・。同じ部屋に寝ているので、モゴモゴむにゃむにゃ言っているのも全部聞こえてしまって、その度に起きてしまうのです。

ふと日本から買って来たスリングがある事に気付いて、それを試してみたら、あらまぁ、快適そうに眠る眠る!!でも、あれだな。選ぶ時に、マイケルが使う事まで気が回らなくて・・・。
色々調べた結果、ドクターベッタのが気に入ったので、キャリーミーにしました。とっても使いやすいです!でもやっぱり、マイケルには可愛過ぎるかなぁ。

マイケルは基本的に赤ん坊のギャン泣きの声が耐えられないらしい。自分の子でも?と聞くと、段々慣れて来てるけど・・・、と。
そうだよなぁ。私は10ヶ月お腹の中で育てて一緒に過ごして来たし、結びつきを感じるけど、父親というのは時間を掛けてゆっくりと父性が育って行くものなんだろうな。

賢がギャー!と泣き出すと、マイケルは何とも言えない顔をしています。抱っこの仕方も恐る恐るで、どうしよう感たっぷりです。私たちも賢も初めての事だらけ。焦らずにゆっくり家族になって行かれれば良いなと思います。

夜、マイケルは目を真っ赤にしてストレス一杯の顔をしていたので、夜中の授乳の後にそっと1階に下りて、ベッドルームまで音が届かないようにあやしたり、授乳をしながら朝を迎えました。たまにチェックすると、マイケルの寝息がグーグー聞こえていてホッとした。
イライラした気持ちを子供は敏感に感じ取ると言うしね。余裕を持って賢と付き合ってもらうには、まず睡眠を取ってもらわないと。

15 Oct 2008

あっという間に退院の日であります。
とにかく何の余裕もなく過ぎ去って行った入院生活でした。出産後って、身体を休めるというイメージがあったけれど、そんなの不可能!

マイケルがいてくれるから何とかやれそうな気はするけど・・・。我が子は本当に理屈抜きで愛しいし。

朝バタバタ看護士さんたちに賢のチェックと私のチェックをしてもらって、いよいよ退院!外に賢と一緒に出るんだなぁ。マイケルが家から運んで来たバシネット付きのベビーカーは巨大!やっとエレベーターに乗れる位なのです。安定感は抜群なので、外を歩いている分には最高なんだけどね〜。

肝っ玉母さんのような看護士さんに、昨日粉ミルクをあげた記録を見られて怒られた。「あともう少しで溢れ出て来るのに!今諦めたら絶対にダメよ!!」と。病院に常駐している母乳カウンセラーのような人に予約を入れてくれて、その人に会ってからの退院となりました。

そのカウンセラーの人もすごくおだて上手でね。「あなた全く問題ないわよ!10点満点中10点!自信もって続けてみて!」だって。単純な私は、爽やかな気分で退院する事ができそうです。

そして、看護士さんたちにお別れを言って、病院の外へ。

いよいよ初めてのチャイルドシートに賢を座らせてみると、全く泣かずに収まっていました。こう見ると本当に小さいなぁ・・・。

こんな小さな身体で一生懸命息をして、泣いて、う○ちもしまくって。私から栄養を得て育って行くのかと思うと、やっぱり責任の重大さを感じてしまうけれど、お世話をしてどう育って行くのか、本当に楽しみ。

家までの道のりも熟睡のまま、家に着いてからもずっと眠っていました。お腹が一杯だと、とりあえずご機嫌に眠っていてくれる。これからもっと自我が芽生えて来ると、泣きにも色々種類が出て来るんだろうね〜。

さてさて、我が家に到着して、これから3人での生活が始まります!すっかり迎える準備はしていたのですが、より良い環境にと、マイケルが家中をバタバタ動いてセットアップしてくれました。私の授乳スペースを作ってくれたりね。

日本の友達からもらった毎日の授乳やおむつ替えの記録帳を付け始めた。これは便利だ〜〜!オーストラリア人はこういうのやらなさそうだよなぁ。私も人がやっているのを見て、自分はムリ!と思ったけど、これはやり続けて行くと思います。

看護士さんたちや、昨日の日本人女性も励ましてくれた結果、今日いよいよお乳が溢れ出して来ました。これ、本当に精神面が大きく影響するらしいしね。タイミングもあったと思うけど、家に着いて心からリラックスしたのも大きかったんじゃないかなと思う。賢も満足そうにしてくれて、本当にホッとしました。

14 Oct 2008

朝、さっぱりした顔のマイケルが帰って来た。部屋にいてくれると私も安心するし、看護士さんによっては英語が聞き取りにくい人もいたりして、マイケルが英語から英語に通訳してくれるので、やっぱり必要な存在なのです。

賢はいよいよお乳がなかなか胸に入ってこない事にしびれを切らして来たのか、頻繁に泣いたり、授乳しようとしても乳首をくわえたまま、激しく首を振るので、もうボロボロであります。
私の凹み具合も絶好調でして、「エミは良くやってるよ。」と、呪文のように繰り返してくれるマイケルの前でホロホロと泣くばかり。
産後のホルモンは劇的に変化するらしいので、涙もろくなるとは聞いていましたが、それもあるのでしょうか・・・。
家に帰ってからどう落ち着くか、というクラスがあったので、マイケルと一緒に行ってみるも、タイミングが悪く、賢が腹ぺこだったため、クラスルームに入るなり号泣!誰も止められない勢いだったので、マイケルを残して私は部屋に戻って授乳しました。だんだんお乳は出て来ている感じなんだけどな・・・。傷んだ乳首がとにかく大変な事になっており、吸われる度に気が遠くなりそうな痛み。これ、陣痛より辛いかも。

泣き止んだので、賢を連れてまたクラスルームへ戻った。先生はとても優しそうな女性で、その人の話を聞いていたら、また涙がどんどん溢れて来て止まらなくなってしまった。
クラスが終わった後に先生が来てくれて、「あなた相当疲れているみたいね。」と、優しく話を聞いてくれた。
家族がこの国にいないとは心細いわよね、とか、自分の国の言葉で話せる友達、仲間は持っておいた方が良いわね、等と言われて、更に涙涙。
そして、お乳が流れてくると同時に、涙も一緒に流れて来る人も多いから!これは普通の事よ、大丈夫!と励ましてくれた。

病室に戻り一息付いてると、元クラスメイトの女性がお赤飯を炊いて持って来てくれた!!!この人は、私の妊娠を最初からすごく喜んでくれて、靴下を履きなさい〜とか、足元に気をつけなさい〜とか、色々気にかけてくれていたので、無事に出産できた事を報告できて嬉しい。お赤飯は後でゆっくり、有り難く頂きます。

そうこうしている内に、今度はマイケルの叔母さんとその息子くんがやって来た。ちょうど看護士さんが入って来た所だったので、マイケルも賢と一緒に外に出て色々話していた。
私も話したかったけれど、看護士さんの用事が終わった後、「長居しちゃ悪いから。」と、プレゼントだけ置いて帰ってしまった。すみません〜。

今日は最後の夜という事で、病院の企画である『ロマンティック・ディナー』でした。賢を新生児室で預かってもらい、会場へ。社員食堂の一角という感じなのですが、嬉しいじゃないですか。
改めて今回の事を色々ゆっくり話す機会ができて、とてもとても楽しみました。そう!この病院、普通に夜ご飯にアルコールを頼めるんですよ。最初の日なんて、注文しないのにビールが付いて来たし・・・。
なので、今日だけは!と、ずっと妊娠中我慢していたビールを久ーーーしぶりに飲みました。
新生児室に戻り、「ビールを飲んだのですが、お乳をあげて大丈夫でしょうか?」と聞くと、「大丈夫よ!まぁ、赤ちゃんに行くけどね。大丈夫!大丈夫!!赤ちゃんも良く眠れるわよ。」だって。さすが大らかであります・・・。
今日も看護士さんが「あなた、もうちょっと眠った方が良いわよ!」と言うので、賢を新生児室に預かってもらう事にした。
なんと!!新生児室の夜勤担当の人が日本人女性だったのだ!飛び上がる程嬉しかった。
色々話しながら、また泣きそうになる気持ちを抑えつつ、お仕事の邪魔にならないように、分からない事、不安に思っていた事等を色々聞いてもらった。
日本で助産婦さんをやっていて、今はここで看護士になる勉強をしているらしい。
色々と単刀直入にアドバイスをしてもらえて、本当に心からホッとした。賢のお腹が張っていて、便も出ていないし、体重の減少もギリギリセーフとの事。何より賢の健康が第一なので、粉ミルクを与えてもらう事にした。ボトルからミルクを与えてもらっている賢を見て、安心するような悲しいような複雑な気持ちに・・・。
でも、絶対に出るタイプの胸だから、頑張って続けて欲しいと言われて勇気百倍。最後の夜!こんな出会いに感謝であります。
更に、「何か分からない事等あったら、いつでも連絡下さい。」と連絡先まで頂いてしまった。何と良い人なんだろうか・・・。でもプロの方な訳だし、本当に困った時時は頼らせて頂くかもしれないけど、なんとか頑張ってみます!

13 Oct 2008

毎日毎日違う看護士さんがやって来る。
私の回復具合と、賢への授乳回数、オムツ交換の回数などをチェックされる。これがまた、ノックなしにどんどん入って来るので、気が休まらないのだ。
今日は産後の体操についてのクラスと、母乳育児についてのクラスに出てみる事にした。
体操のクラスには7人集まっていたのですが、なんと驚く事に7人中5人が帝王切開だそうで・・・。本当にこの国は多いんだね。

母乳のクラスでは、両親教室を一緒に受けていたイタリア人と思われる女性がいて、ワーー!なんて盛り上がった。彼女の赤ちゃん、シエナちゃんを見せてもらうと、いやぁ〜〜〜さすが、血が違うとここまで違うか!と思ってしまう位ハッキリ、クッキリした顔でありました。
この病院は母乳育児を全面的に推奨しているらしく、基本は新生児と母親は同室、自然にお乳が出るようになるまでミルクをあげたりしないらしい。お腹が空いてしまうのではないかと心配してしまうけど、そこは上手くできているんだろうね。

マイケルはこの間に、私の好きな日本食レストランからテイクアウェイのサーモンのお寿司と、うなぎロールを買って来てくれていました!んもー、本当に完璧な旦那様だ!
サーモンのお寿司は最高でした。あぁ・・・ついに寿司が解禁に・・・(食べてたけど)。

夜は、とうとう看護士さんに「あなた、ここに泊まっちゃいけないのよ。」と注意をされ、マイケルは家に帰る事に。2人とも寝不足でヘロヘロだったし、私もマイケルには家で休んでもらった方が良いだろうと思っていたのでね。

夜中に1人、暗がりで必死に授乳をしていると、看護士さんが入って来て、「あなた、相当疲れた顔してるから、今日は新生児室に預かってもらって、少しでも眠りなさい。」と言われ・・・。

なので、授乳の間の3時間ばかり、グッスリと眠る事ができました・・・。

12 Oct 2008

朝一番に部屋に入って来た看護士さんに、「これ以上ない位の自然なお産だったみたいね。本来は人間はそれができる能力を持ってるんだけどね。次回は家で産んで、へその緒を切って、キチンとタオルでくるんで連れて来てもらっても良いですよ。」と真顔で言われた・・・。

友達に産まれた事を電話で報告。すると、一家揃って病院に来てくれた。これまた使える素敵なプレゼントを頂いてしまいましたよー。いつもいつもありがとう!!
息子くんはあまり賢に興味ないみたいだったなぁ。まぁ、まだ寝てるだけだからね〜。もうちょっと大きくなって来たら、一緒に遊んで欲しいなぁ。
すると、Juneが花束を持って登場。彼女には結婚式でBride's Maidしてもらったしね。子供の誕生を前から楽しみにしてくれていたし、来てもらえて嬉しい。
その後に引き続き、マイケルの元同僚の日本人一家もやって来た。みなさんに色々プレゼントを頂いてしまって恐縮。でも感激。
まだまだ賢は紫っぽい顔をしたままで、目も腫れてしまっていてねぇ・・・。

みんなが帰ってしまった後、マイケルが初お風呂に挑戦!!これがまた上手に入れてくれました。これはマイケルの担当だな〜。フッフッフ。
賢も目を閉じて、ほえ〜という顔。日本人の血、それも温泉&お風呂を愛する血が半分入ってますからね。これからの人生、たくさん気持ちのよいお風呂を楽しめるようになりますように。
お湯の中でユラユラする賢を見て、改めて手足が長くて、更に足が大きいなぁ、と思いました。これは背が高くなるんじゃないかしら。
産まれた時の体重は、予想に反して3,000gをちょっと切った位でありました。

何が大変って、授乳の時間。おっぱいはすぐに出て来るものじゃないとは分かっていたけど、こんなに吸わせる事が大変だとは!!
こんな小さな身体なのに、「出てないぞ!」と、首を左右に振るもんだから、乳首が傷だらけ。もう、毎回頭に星が出る程の激痛が走るのです。ひたすら痛みに耐えての授乳。しかもそれは頻繁にやってくるので、正直憂鬱になってしまいました・・・。
看護士さんに詳しく教えて欲しくても、バタバタ忙しそうにしていて、部屋に入って来てハイッ!と賢をおっぱいに装着させて出て行っちゃう感じ。コツが掴めない・・・。

11 Oct 2008

※出産体験について書いてあります。けっこうリアルな表現もあるので、苦手な方はパスして下さいね。

夜中の0時位から、猛烈な痛みの連続。これ、これじゃないの?もういよいよ。
でも、何度も病院に行ってしまっている手前、いや、まだまだこんなものじゃないんじゃないか、という気持ちと半々。

だけど、眠れない。これは絶対に眠れない。
ウンウン言っている私に、マイケルは水を持って来てくれたり、濡れタオルで顔を拭いてくれたり・・・。夜中の出産は歓迎されていない感じがしたので、朝まで持つか・・・?と頑張ってみるが、いよいよ朝5時位になったら、尋常じゃない痛みに変わった。腰全体から突き上げるような痛み。明らかに賢が「そろそろ出ま〜〜す!!」とメッセージを出している。
これはもう来る!と思ったので、マイケルに電話をしてもらって車で急行。車の中では頭を真っ白にして、目をかたく瞑り、いきみを逃す時間が続く。朦朧とする頭に、マイケルが「もう少しだよ。」「あと少しで着くよ!」と言っているのが聞こえた。
話で『いきんで良いと言われるまではいきんではいけない』とは聞いていたので、これか!!と思いながら、気の遠くなりそうな頭で必死に独自の方法で、産道ではない方にエネルギーを逃す。
病院玄関に横付けをして歩いて行くも、頻繁に来る陣痛の波に立ち止まってウウウ、となってしまう。来てます。息子が明らかに下りて来てます。

意識が半分くらいの状態で産科に到着すると、助産婦さんがドライな感じにバース・スウィートに通してくれた。ベッドに上ってからも、なかなか部屋に入って来てくれない。もう死にそうな気持ちである。

しばらく放置された後で、さんざんやったモニタを取り付けられ、また部屋から出て行ってしまった。モニタとかもう良いし!産ませてくれい!!
すると、外で話し声が聞こえて来た。どうやらその助産婦さんは13時間ぶっ通しの夜勤明けで、疲れていて早く帰りたい様子。オーストラリア人は残業しないからね〜。なんとタイミングの悪い時に来てしまったのか・・・。
モニタを取り外されて、子宮口をチェックしてもらうと、もう全開との事。ええ、そうでしょうとも。これ尋常じゃないっす。
ここで先生に電話を入れてくれたらしく、そこからまた放置プレイ。すると、ブツッという鈍い感覚がして、一気に羊水が流れ出して来た!キターーー!!
マイケルが「破水しました!」と言いに行くと、部屋に入って来て「あら、始まったみたいで良かったわねぇ。」だって。エーーーー!!!
そこに朝番の助産婦さんが到着した様子。

マイケルは横にずっと付いて、陣痛の間に顔をずっと拭いていてくれたのをうっすら覚えている。でも、波が来ると身体に触れないでいてくれるのがさすがだと思った。私は固く目を閉じて、相当集中している様子だったらしい。
脳内麻酔ってあるんだね。人間の身体ってすごいと思う。あの痛みというか、突き上げるようなものすごいエネルギーは、まともに感じてたら失神してると思うもん。ここでの意識は3割位。
大きな部屋で私とマイケルがポツンと取り残された時間がとにかく長く感じる。もう来てるのに。産めちゃうのに。
もうこれは自分で何とかするしか無いのかと思い、今まで100%逃していたエネルギーを半分位産道に送ってみる事にした。
すると!!一気に賢がググーーッとその道に入って来たのが分かった。なので、自分で指を入れてみると、柔らかくて髪の生えたものに触れた。
マイケルに、「頭に触った!!」と言うと、助産婦さんにすぐに言いに行ってくれた。「それは大変!!」と朝番の助産婦さんが入って来るも、私のお股を見て、「まだよ〜。」と、出て行ってしまった・・・。
そこからまたしばらく放置され、マイケルが何かを取りに部屋を出た時に、助産婦さんから、「あなたのワイフ、プッシュしたい感じ?」と聞かれたらしい。
つか、もうずっと前からプッシュしたいです!
YESと答えると、朝番の助産婦さんが手術着のようなものを着て入って来た。あぁ、この人が取り上げてくれるんだな、とホッとしたのを覚えている。
そして、「次の波が来たら、自分で腿を内側から持ち上げてプッシュしてみて。」と言われた。
これも地味にショック。足を掛けるとかじゃないんだ。自然な分娩って感じで良いけど。
待ってました!!とばかりに、太腿を抱え上げて100%のエネルギーを一気に産道に送り込むと、賢がググググーーーっと動いて出て来るのが分かりました。
何故かその夜勤明けの助産婦さんも部屋にいて、「頭が出たわ!!出たわよ!!」と乙女っぽく騒いでいる。
知っとるわ!!!

1回のプッシュで行けたのだけれど、息を吸ってと言われたので、深呼吸をしてもう一度プッシュ。すると!バリッッッッッ!という感覚と共に、頭が飛び出しました。痛いとかじゃないね。なんだか焼けるような感覚がした。
そして、助産婦さんから「ストップ!!!!もういきまないで!」と言われたのでストップ。
「頭出たわよ!触ってみる?」と助産婦さん。マイケルが「本当だ!!頭が出てる!!」と言っているのが聞こえた。でもね、私大仕事の真っ最中ですから。しかも、さっきすでに触ったし、と、目を閉じたまま無言で首を横に振る私。ここで断る人も珍しいだろうなぁ。
すると、間もなく次の陣痛がやって来て、賢が上手い事身体を回転させたのかな、何とも言えない感覚が身体を突き抜けて、ズルッッッ!と賢が出て来たのが分かりました。思わずあぁぁぁぁ!と声が出てしまった。最後のあれは、息子が自分の力で出てきたんだ。
すると、間もなくオギャーーーー!という産声!あぁ、そうなんだ。出て来た途端に泣けるもんなんだ、と思ったのを覚えてる。あぁ、良かった、と。病院に到着してから2時間のお産でありました。長く感じたよ・・・。

へその緒が繋がったまま、息子はすぐに私の胸の上へ。へその緒って、ちょうど母親が胸にそのまま抱けるだけの長さなんだってね。動物ってすごいな。ただ、私はもう放心状態だったので、感動とかそういう次元にはおらず、あ、あぁ、って感じで置かれた我が子を抱きしめました。へその緒を切る準備をしている間、けっこう長い間私の胸の上に乗せられていたそうです。私はただただ落っこちないようにと支えているという感じでした。
マイケルがへその緒を切らされていて、「うわ、なかなか切れない!」なんて盛り上がっているのを何となく目を開けて見たり見なかったり。
しばらくして軽くいきんでと言われ、胎盤を出してもらうも、何となくしか見えなかった。ちゃんと見たいと思っていたんだけどなぁ。
そこに代理の先生到着!
間に合ってねぇー!

まぁ、でも裂けた所を縫ってもらわないといけないので、タイミングとしてはバッチリかな。
助産婦さん2人と先生は「体重当てしようぜ〜!」なんて盛り上がっている。リラックスし過ぎだ・・・。そして、日本へのグルメ旅の話をし始めた。神戸牛はやっぱり神戸で食べたものが一番だったとか、ふぐが好きだとか、鯨も食べちゃったもんね、なんて言って、助産婦さんにブーイング食らったりしてて・・・。
お股の向こうからそんな話を振られても・・・私困っちゃいます。

私のお産についてすごく誉めてくれていたのをうっすら覚えている。朝番の助産婦さんは、「まさか、あなたが何も痛み止めを使っていないなんて思わなかったわ!」と。「みんなエミみたいなお産をしてくれたら楽なんだけどね〜〜。」なんて笑っていました。先生は、日本人はとても我慢強いと言っていました。痛みを上手くコントロールできる人が多いと。確かに、他の部屋からはホラー映画もビックリのうなり声が聞こえて来ていて、怖かったです。

縫ってもらった後、シャワーを浴びてねと言われて、朝食を食べて、小が出たら病室に案内するからと言われた。
後はまたマイケルと2人きり。シャワーを浴びてご飯を食べ、写真を撮っていると、助産婦さんに「あら、すごいわね!もう歩き回ってるの!」と言われる。
小も程なくして出たので、取り上げてもらった優しい助産婦さんに案内されて歩いて個室へ。「あなたはこの部屋を使う資格があるから!良い部屋を用意したわよ。」との事。確かに、他の部屋に比べて広いし、大きなソファまである!嬉しい。

息子、賢は産まれたままの粉ふきいもみたいな状態のまま。スピード出産だったため、ちょっと痣みたいなものもあり、顔も紫色なんだそうだ。ごめんよー。

つか、なんつーか、我が子ながら、宇宙人っつーか、土偶みたいだ。私に似てるのか?うーん、残念!!アハハ。
いやいや、本当に無事に出て来てくれて良かった・・・。
本当は夫は滞在してはいけない決まりなのに、マイケルが泊まると言うので、ソファで眠ってもらう事に。
横のケースにいる息子をずっと眺めて、少しでも寝なくちゃいけないのは分かっていても、少しでも音を出すと見てしまい、泣き出すと抱っこしてしまい、慣れないお乳をあげようと四苦八苦し・・・。大仕事を終えても、休まる事はありませんな。

マイケルが病室から国際電話で我が家に出産報告をしてくれた。「エミ ト ケンチャン ダイジョブデース」とか言ってた。うちの父親は心配してくれて、夜も眠れなかったりしたなんて聞いたので、これでほっとしてくれるといいな。私も電話に出ると、母親はびっくりしていました。この病院、部屋で普通に携帯が使えるんだよね〜。私も不思議だと思ったんだけど。お産の詳しい話はまた退院後にする事にして電話を切った。

そして、夕方にマイケルの両親、妹カップルがやって来ました。さっき産まれたばかりの粉ふきいも君だからね・・・。やっぱり可愛い!って感じでは正直ないでしょう・・・。誰も「抱っこしても良い?」と聞いてくれなくてちょっと寂しかったり・・・。あはは。マイケルが「エミのお父さんに似ていると思うんだ〜。」と言うと、お寒い空気が流れておりましたな。
眠れない1日目が終わりました。

10 Oct 2008

夜中の2時頃に何やらまた陣痛らしきものがスタート。これは今までのものと少し感じが違う。今までは生理痛のような感じだったけれど、腰まわりも一緒に痛くなる感じ。骨盤が開いて来ているのだろうか。

朝にまた病院に行ってモニターをする事になっていたので、それまでに何かが起こってくれる事を祈りつつ・・・。時計をみると、5分おきに来ている訳です。でも、絶対に本当の陣痛はまだまだこんなものじゃないだろう。こんなので産まれてしまったら楽過ぎる。

病院でまたモニターをしてもらって、赤ん坊の無事を確認して、ショーン先生からの指示らしく、助産婦さんが子宮口の開き具合をチェックしてくれた(これは全く痛くなかった)。陣痛も確かに来てるけど、まだって感じだとの事。まぁ、そうだろうなぁ〜。でも、とにかく今日か明日でしょうね。と。もードキドキするわ−。

病院を出て、「さ〜て、今日はどこでランチしようか!」なんて言いながら笑う。

マイケルは思いがけないホリデーを満喫している様子。あはは。息子がプレゼントしてくれたようなものだね。

飲茶を食べに行くも、私は時々アタタタという感じ。お茶のコップに茶柱ならぬ、スマイル茶かすが。

家に帰って横になって少し眠る。陣痛は相変わらず同じような間隔でやって来る。母親に国際電話を掛けて、現在の状況などを説明。本陣痛だったらこんな風に起きて電話をしていられるような状況じゃないと言われて、そりゃそうだよなぁ〜と納得。でも、母親は陣痛よりも胆石の方が痛かったらしい。それ位だから、耐えられない痛みじゃないと言われてちょっと安心。

とにかく、外に出て歩きたいような気分だったので、夜も外で食べる事にした。ずっとマイケルが気になっていたという人気の中華屋さんへ。
ご飯を食べている時に来る陣痛が徐々に強さを増していて、箸が止まってしまう位。でも、食い気万歳な私はその間は普通に話して食べて。
そのお店を後にして、更にカフェに入ってコーヒーとデザートをマイケルとシェアしながら突っついて来ました。
車まで戻るときも、陣痛がやって来ると立ち止まってどこかに掴まって痛みをやり過ごしてね。こんな人なかなか街で見る事ないよなぁ。

09 Oct 2008

朝にショーン先生が分娩室に入って来た。あら〜、わざわざ来てくれたなんて嬉しい。
「まさか普通に朝まで寝ちゃうとは!」と。でも、明らかにお産は進んでいるので、今日は取りあえず帰って良く歩いて下さい、と言われた。いやはや恥ずかしい・・・。
マイケルの分の朝ご飯も出してくれたので、それを食べてから病院を後に。受付のお姉さんは「みんなそんな感じよ〜。」と笑っていた。

いやはや、それにしてもマイケルは本当に良い人だ。出産はエミが全面的にしなくてはいけない事だから、少しでもサポートしたいと言ってくれて、昨日も部屋をウロウロしながら、ジャスミンのアロマをセットしてくれたり、オーストラリアの野鳥の声のCDをリラックスのためにかけてくれたり、喉が渇いていないかとお茶をいれてくれたり、水を持って来てくれたり。この人が私の伴侶で本当に幸せだと思わされました。

そんな訳で、昼間は陣痛も間隔が広く、たまにやって来る程度なので、これは諦めかけていた髪の毛を切るチャンスだ!と、予約を取って出かけました。その美容室の近くにある日本人経営の定食屋のような所に行って、マイケルはラーメン、私は自分の本能に従って、男前に『カツカレー』を注文。ラーメンを食べているマイケルの顔が面白過ぎて、腹を抱えて笑う。

カレー臭くないか気になりながらも、初めて行く日本人経営の美容院で髪を切ってもらいました。お願いしたスタイルよりも、かなり短くなってちょっとショック。でも、まぁ、長かったからな。マイケルのカツラなんて余裕で10個位作れる程の大量な髪が床に落ちておりました。切ってもらっている間、都合の良い事に、陣痛の波は1回しか来ませんでしたよ。

昨日握ってもらったおにぎりは韓国のお惣菜屋さんの明太子だったので、たらこのおにぎりが良い〜!と日本食材屋さんまでドライブしてもらうと、あった〜〜!!やっぱりおにぎりはたらこでしょ!!
どうしておにぎりかと言うと、友達が出産後すぐに分娩台で旦那の握ったおにぎりを食べたというのを聞いて、私も是非それをやりたい!と思っていたからです。真似っこ真似っこ。あははは。

08 Oct 2008

今朝は4時頃からお腹が痛くなりまして。
と言っても、生理痛に似たような痛みで、耐えられない位のものでは決してなく。陣痛ってこんなもんじゃないだろうなぁ、と思いながらも、メモ帳に時間を記録して行くと、オオ!素晴らしい位に10分間隔で来ております。

病院からは、初産の場合は10分間隔になったら来るように言われていたので、エッ!?もう!?とドキドキしてしまう。またまたネットで情報を探すと、これは『前駆陣痛』というやつなのではないかという事が発覚。これがある人と無い人がいるらしく、続く人は何週間も続いたりするらしい。いやぁ、そうなんだぁ。

クリニックで代理のショーン先生にご対面。オオオーー!この先生は良い!こっちが聞かなくても色々詳しく説明してくれるし、ひょろとした若造なのにこの私に芽生える安心感は何だ!しかも、日本が好きらしく、毎年グルメ旅に行っているらしい。
陣痛の間隔をメモした紙を見せると、「ワ〜!さすが日本人だねぇ〜!」と言われてしまった。
直接手を入れられて子宮口をチェックしてもらうと(これ、激痛!)、2〜3cm開いているとの事。もう今夜〜明日には産まれるでしょうと言われて舞い上がる。キャーーー!!

で、帰って来て、子宮の収縮を促すと言われているラズベリーリーフティを飲み、友達にもらったジャスミンのアロマを焚き(これも子宮収縮に役立つらしい)、友達からのお土産のスパイシーな北海道スープカレーを食べ・・・・。

効いたんだか、効かないんだか、痛みが5分間隔になって、しかも1回1回が長くなって来たので、もう病院に電話。

来て下さいと言われたので、マイケルに荷物をガッツリ持ってもらって出発!!!

病院に着いて赤ん坊の心音をチェックしてもらって、また触診してもらうと・・・。

助産婦さんから「うーん、そんなに子宮口も開いてないから、家に帰っても良いし、このまま泊まって行っても良いわよ。」の一言。 ガーン。

夜も遅かったので、泊めてもらう事にした。この病院は出産をバース・スウィート(Birth Suite)で行って、出産後に病室に移るというシステムなのです。この部屋がまた素敵〜!
ニコニコしながらも、ちょっと威圧感のある助産婦さんから睡眠薬と痛み止めを飲むように渡された。エ?睡眠薬?なんつーか、夜中に産んで欲しくないって感じ?寝ちゃったら意味ないじゃん、と思い、飲むのを拒むも、あまりの迫力に負けて飲む事に。
ものすごく大きなバスタブも付いていたので、アロマオイルを入れてゆっくり浸かりました。すると、アレレ?等間隔で来ていた陣痛が遠のいて行く〜〜〜。コラ〜〜!
なんだか、マイケルと旅行でホテルに泊まっただけ、という感じになってしまいました。
なので、夜中にマイケルが握ってくれた明太子のおにぎりをモリモリ食べてから就寝。

07 Oct 2008

早朝にトイレに起きると、またまたジャッとピンク色の液体が。これ、普通じゃないでしょー。

病院に電話をしてみるも、誰も出ず・・・。あれ?24時間体制なんじゃ・・・。
数時間後にまた電話してみると、じゃぁ一度診てみましょう、と病院に行って良い許可が下りた。イエーイ!やっと妊娠して以来、診察らしいものをしてもらえる〜〜。

マイケルは会社に連絡をして、休んでくれる事になった。マイケルのボスは、「素晴らしい経験だから、楽しんで来な!」と言っていたらしい。な、何と言う・・・感動であります。

病院に到着するとモニター室のような場所に通され、赤ん坊の心音チェックと陣痛が来ているかのチェックを30分位横になって受けた。賢はお腹の中でドタバタ動いている。
助産婦さんいわく「ベイビーは元気ね!」との事。羊水が出ていないかのチェックも受けたのですが、今は流れ出ていないとの事。でも、出たんだよ〜〜〜。これは何なのか説明して欲しい〜。
助産婦さんは先生に電話を掛けに出て行った。スティーブン先生はホリデー中だからね〜。代理の先生にちょうど明日予約が入っているので、明日クリニックで診察してみましょう、という結果に。んー、感染は大丈夫なんだろうか。

日本では焼肉とオロナミンCで陣痛が来るなんて迷信があるらしいので、病院の帰りにガッツリ韓国焼肉店で昼間から食べて帰って来ました。色々考えでも仕方ないしね。

06 Oct 2008

今日の朝は大変でした。

起きてトイレに行き手を洗っていると、映画のワンシーンのように、両脚にツツーーーッと液体が。エッ!?これって破水ってやつ!?
眠っていたマイケルを起こしてベッドに座って話していると、またジャッと生温かい液体が流れ出て来て・・・。ヒィィィィ!
マイケルに病院へ電話してもらうも、旦那は引っ込んでろ的な感じで、私がたどたどしく説明しなくてはならない事に。電話での会話はまだまだ苦手であります。あぁ、異国での出産よ・・・。
とにかく、1時間様子をみて、経過をまた電話するように言われて電話を切った。
そして1時間。特に何もナシ。陣痛もナシ。それを伝えると、「あらそう。じゃぁ、何かあったらまた電話してね。」で終了。
これって普通じゃないよなぁ、と思ったので、ネットで色々調べてみると、日本だったら、感染の恐れがあるので、予防の薬を飲んで入院というパターンが一般的らしい。
そこはさすが、オーストラリアですからね。ま、こんな感じなのですわ。

なので、普通に外出して、ベトナム料理を食べて、カフェでコーヒーを飲んで、マイケルの畑で野菜を収穫して帰って来ました。

今日は畑で採れたニラとほうれんそうを使って夜ご飯〜。収穫は楽しいな。
でも、今朝の出来事が心配。ケンに何事も無いと良いんだけど・・・。

05 Oct 2008

行った事の無いレストランを開拓しよう!と、日本人に人気のあるエリアへドライブで行ってみた。素敵なインテリアの日本食レストランでランチを食べてから、ブーラブラ。

こんな何でも無い2人きりの週末も残す所あとわずかとなった訳だよなぁ。子供が一緒の週末は違う意味で充実するのかもしれないけどねー。こればっかりは予想が付きませぬ。とにかく、生活パターンが全く変わってしまう事は確かだよな。楽しみな気持ちが9割、残りの1割はちょっとこのお気楽な生活が恋しくなるのかもなぁ、という気持ち。いや、新しい家族が誕生するんだもんな。ここはとにかく楽しまなくては!

この週末は3連休。月曜日が日本で言う所の『勤労感謝の日』なのです。国民の休日ラブなマイケルはとっても嬉しそうです。

03 Oct 2008

お昼過ぎに友達と合流してランチ。食べながら色々な事を話してね。

なんでも、山登りにハマっているらしく、山登りグッズを扱うお店を見たいとのリクエスト。Cityの中ならあそこに行って〜、あそこを見て〜なんてプランしていたけれど、山登りグッズのお店とは!
記憶の中に、あの辺にいくつかあったなぁ、と思い出される場所があったので、そこに行ってみると、まさに!彼女達が大興奮の品揃えのお店がいくつも並んでいました!
そこで彼女達は色々吟味して、買っていましたね〜。私には良くわからないけど、日本で買うよりも安く買えたそうです。満足してくれたので良かったわ。
そこからテクテク歩いて行き、オーストラリアの甘いアイスコーヒーを飲みにカフェに入ってちょっとまったりして。
2人は今日の夜の飛行機で帰ってしまうので、オペラハウスまで更に歩いて行き、写真を撮ってホテルまでまた歩いて帰りました。普段はちょっと歩くとお腹が張ってしまうのだけれど、今日は全く疲れなかった!モリモリ歩いて、良い運動しちゃったな。「いきなり産気づいたら取り上げてね。」と言ったら、エーと言いながらも、「うん。やってみる。」と言ってくれた彼女達の看護士さんとしての顔が凛々しかった。

いやぁ、2人共マイケルの事を大絶賛でねぇ。どこに行けばあんな人に会えるのか、ミサちゃんなんて、「マイケルみたいな人がいいなぁ、ていうかマイケルが良い。」とまで言っていたよ!アハハ。シェアできたらいいんだけどねぇー。

2人をホテルまで送って、マイケルも滑り込みセーフで間に合ったので、お見送りしました。会えて嬉しかったなぁ〜。元気そうで良かった!

マイケルの会社で小さなパーティをやっていて、何でもラマダン明けのお祝いディナーだそうで。人が集まっていないから、ワイフも連れておいでと言われたらしく・・・。
正直帰りたかったけど、ヘロヘロしながら顔を出してきました。この間パーティで会った人達ともまた会えて嬉しかったけどね。

02 Oct 2008

スティーブン先生に会う日だったので、1人でバスに乗ってブーンと。いつものように体重・血圧・心音などを測ってもらって終了。来週はホリデー中の代理の先生に診てもらう事になっている段取りだそうで。んもー。

友達がシドニーのホテルにいると連絡があったので、仕事の終わったマイケルに車でCityまで迎えに一緒に行ってもらう。

ホテルで久々の再会!!ミサちゃんは全然変わってない!!「エミちゃん、結婚して妊娠までして〜!!」と言っておりましたな。そうだよなぁ、そう思うだろうなぁ。自分でも予想していなかったよ・・・。

お友達も看護士さんらしく、学生時代からの長いお付き合いだそうだ。
マイケルにBBQをしてもらおうかと思ったのだけれど、仕事のプレゼンの準備で寝不足のマイケルに申し訳ないなと思ったので、簡単にお約束の『ラクサ』をみんなで食べに行った。
そして、クリスピークリームをダズン買いして、我が家へ。2人ともクリスピークリームの存在も知らなかったらしい!そっかぁ、じゃぁただの外国の甘ったるいドーナツって感じだよなぁ。
我が家でドーナツをつまみながら色々語っていたら、時間があっという間に経ってしまい・・・。私は明日もCityで会う事を約束して、ホテルまで送ってバイバイ。

01 Oct 2008

ついに、いつ産まれてもおかしくない時期に入って行く私。ずっと面倒で先延ばしにしていた自分のお腹の写真をセルフでちょっと撮っておきました。恐ろしい事に、15kg近く増えてしまっておりまして・・・。子供+羊水などなどでも5kg位だもんねぇー。その他は一体・・・。

先生は相変わらずお気楽な感じで、「これ以上体重が増えないうちに、もう産んじゃった方が良いかもね〜。」なんて言ってるし・・・。つか、先生!子供の春休みに合わせてホリデーに行っちゃうんですよね!

明日はカナダで出会った北海道の友達が、ツアーで他をまわってシドニーにやって来ます!
カナダの写真集をお持ちの方にはお馴染みかと思いますが、ミサちゃんです。

いつも元気が無くなった時などに写真集を開いてくれているそうで。ふと思い立って、私に会いたくなったと来てくれる事になったのです!嬉しいじゃないですか。
せっかくだから、アウトドア派の彼女に、エアーズロックも行ったら〜?とオススメして、エアーズロック、ケアンズもまわるツアーでやってくるのです。あぁ、久しぶりに会えるなぁ。でもきっと、昨日会ったみたいな感覚で話せるんだろうなぁ。濃厚なバンクーバーでの生活を思い出します。本当に毎日毎日楽しかったなぁー。

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